下半身麻痺で安楽死される事になっていた赤ちゃん猫。ジェシカさんは、この猫レンリーを引き取って運動療法などのリハビリを続けました。その結果、生後6か月になった現在、猫は歩けるようになったのです。ジェシカさんとレンリーは、強い絆で結ばれた大事な家族になりました。以下は、ジェシカさんの語りによるビデオです。
下半身麻痺で安楽死寸前の子猫
最初に猫が来たときは、ただ転がったり、体を引きずっていこうとしたりしていました。動物病院で看護婦をしている友人が、ある日連絡してきました。生後4週間の子猫がいるというのです。
持ち込まれてきた子猫は、半身が麻痺していて歩ける見込みがないので、病院ではこの子を安楽死させるということでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=zyfuwNhxr4Y
これを聞いて、私は思わず「私が面倒を見るわ」と答えていました。さっそく、子猫を受け取りに行き、自宅に連れてきたのです。
麻痺した下半身には、筋肉はついていない状態でした。だから、この子は体を引きずって床の上を移動していました。でもこの猫は、本当にかわいいんです。体が不自由でも、普通の猫のように活動するのだ、という決意がみなぎっていました。
運動療法や針治療でリハビリ
家では、運動療法を施しました。筋肉がつくように後ろ足を、自転車こぎのように動かしてやるのです。そして、歩くときは下腹を支えて補助してあげました。
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それから血行が良くなるように、動物病院で指圧療法(針治療)も受けました。神経障害にもいいそうです。
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以前は、前足だけでぐるぐる回るか、あきらめて動かなくなるかで、あまりたくさん運動はできなかったんです。でも今は、普通の猫のように動き回ることができるようになりました!
「この子が歩いているのを見るのは楽しいし、とってもかわいいんですよ。」とジェシカさんは言います。本当に、ずいぶん歩き回れるようになりました。
子猫の親友はウサギのぬいぐるみ
この子には、ちょっとした癖があって、よくおしゃべりもするんです。ちょっと変わった小声で、ミャオと鳴きます。それから、小さなウサギのぬいぐるみが大好きです。
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生後4週間の時から、ずっと一緒のぬいぐるみです。一緒に遊んだり、眠ったり、口にくわえて運んだり・・・いつも仲良しです。今やこの猫は生後6か月になりました。でも、うさぎのぬいぐるみは、依然として猫の大の親友です。
これからもずっと一緒
ジェシカさんは言います。「一時的に面倒を見るつもりでいましたが、この猫とずっと一緒に暮らすことにしました。そう、この子は私の猫よ。この子は私といるのが一番だし、私もこの猫と一緒にいるのが幸せ。お互い、愛し合っているのです(笑い)。」
「この猫は、私の人生を変えてくれました。生きる力や勇気、そして不屈の精神とは何かを、この猫から教わりました。この猫はほんとうに打たれ強いんです。数々の困難を乗り越えてきました。本当に奇跡ですね。」
ジェシカ・ラフさんと猫のレンリーのその後はInstagramで確認することができます。是非チェックしてみてくださいね!
とてもとても素敵な話し