盲目のペルシア猫モエが、インターネット上で人気になっています。もともとは劣悪な環境から保護された猫です。飼い主のエミリーさんは、モエ関連商品のオンラインストアから上がる収益を、「オマーンの足」という名のボランティアグループを通じて、野良猫や野良犬の保護活動のために寄付しています。
目のない猫モエが人気
盲目ペルシャ猫のモエです。モエは、ひどい放置状態から救われた猫です。2014年にオマーンの慈善団体がこの6歳の猫を見つけ、エミリー・ショッターさんが自分の猫として自宅に引き取りました。
この投稿をInstagramで見る
モエは無資格のブリーダーによって生まれた猫で、ペットショップで適切な世話をしなかったために、視覚を失いました。餌も水もベッドも、もちろんおもちゃもない状況で、汚い檻の中に入れられて、病気になり、失明しました。でも、このお話は実はハッピーエンドなんです!
モエはキーキー鳴く女王様
「モエは、女王様みたいで、粋な女の子なんですよ。実はとてもよい性格の猫ですが、退屈するのが嫌で、ひっきりなしにキーキー鳴くんです(ミャオじゃなくて、キーキーなの)!」と飼い主のエミリーさんは語ります。
この投稿をInstagramで見る
「電話しているときが、一番ひどいのよ。」と、エミリーさんは、モエが飼い主の注意を引くために邪魔をする様子を紹介してくれました。
「私がほかの人と話しているのが気に入らないので、キーキーいう声はいつも以上にすごいの。仕事でビデオ電話やビデオ会議をしているとき、背景で必ず鳴いているわ。笑うべきか、相手にあやまるべきか、迷っちゃうわ。」とエミリーさん。
この投稿をInstagramで見る
「とにかく見えないから、すぐ何にでも飽きるんだと思うの。たくさん遊ばなきゃいけないのよ。食べるのが好きで、大好きなおやつは、スライブズの冷凍おやつとニュートリポケットなんです。あと庭に出るのも好きですが、安全のために完全に塀で囲っているんです。」
動物保護のためにモエも貢献中
エミリーさんは、2年前の2018年にモエの写真を投稿し始めました。それ以来、フォロワーが増え続け、インスタグラムでは5万2000人以上のファンがいて、フェイスブックでは1万人近くのフォロワーがいます。そして、ツイッターには3万6900人以上のサポーターがいるほどです。
この投稿をInstagramで見る
でも、モエは単に写真うつりがいいだけではありません。オンラインでビデオもたくさん投稿しているんですよ。
モエは2姉妹と一緒に暮らしていましたが、残念なことに、2020年2月にリリーが亡くなって、天国に行きました。今はモエときょうだいのルナが残されました。ルナはエミリーさんが最初にもらい受けた猫です。モエは活動的でよく遊び、ときにはルナをおちょくって、一緒に遊んだりします。
エミリーさんによると、ルナは最初にオマーンで彼女が保護した猫で、モエを引き取ったのと同じ動物病院から譲り受けました。
「2匹とも、アル・クラム動物病院に運び込まれており、ここは野良や捨てられた動物、けがをした動物の世話をよくやっている病院なんです。ルナがこの病院に持ち込まれたとき、フェイスブックに紹介されて、それを見た私は思わず引き込まれました。モエもこの動物病院で助けられ、傷んだ目を取り除き看護してくれていたのです。本当にすばらしい活動をしている病院だわ。」とエミリーさんは話します。
エミリーさんが参加しているボランティアグループの「オマーンの足」は、動物福祉法の制定をよびかけるロビー活動をしています。
この投稿をInstagramで見る
「今ある法は、農業用動物には適用されていますが、ペットには適用されません。絶対に法整備が必要です。これまでは成果がありませんでしたが、今後も努力を続けます。この団体は、寄付金で活動しており、サポーターが多大な貢献をしています。それに、モエの本や関連商品の売り上げは、100%活動への寄付に回っています。」ということです。
モエの活動はSNSでぜひチェックしてみてくださいね!
インスタグラム
フェイスブック
Twitter
TikTok
YouTube
ウェブサイト