愛を求め、長い旅をした経験を持つ『コナ』は、母を失った子猫たちを抱きしめ愛を注ぎました。小さな子猫と心優しい保護犬の物語。
母猫を失った子猫と保護犬の出会い
Manhattan Animal Care and Control (MACC)は、身を寄せ合いながら暮らしていた孤児の子猫を保護しました。
ボランティアのアーサさんは、生後3週間あまりの子猫たちを自宅へと連れ帰り献身的なケアを続けていましたが、子猫たちが最も必要としているのは母親の愛だということを確信していたと同時に、紹介すべき存在がいることも理解していました。
保護犬『コナ』の存在
(コナ:写真上)
大きな心と強い母性本能を持つ『コナ』は、過去に3匹の子犬と共に保護されました。その後、永遠のお家へと巣立ったはずが、2度もシェルターに戻されるという辛い経験をしたことがあります。
コナは、養子縁組までの期間を過ごすためにアーサさんの元へやってきたものの『foster fail』、つまりそのまま我が子になるという結果に至ったとアーサさんは語ります。アーサさんと出会い、本当の永遠のお家にたどり着くまでの度は長く、彼女の味わった苦しみは計り知れません。
そんなコナは、自宅へ保護される多くの孤児たちを大切に育て愛を注いできました。
代理母として奮闘するコナ
コナは、別室から子猫の声が聞こえ始めて以来、その瞬間を待ち望んでいました。子猫の部屋へと入れるようになったとき、迷わず一目散に駆け寄り、母乳を与えようとしたといいます。互いの気持ちはすでに通じ合っていました。
コナが一匹の子猫の世話をしようとすると、もう一匹の子猫も自分の番を求めて鳴き出すようになりました。
愛情深く、心優しいコナは2匹のママとして休む間もなく役割を果たしながらも、至福の時を過ごしているように見えたといいます。
もし彼らがコナから少し離れたところに迷い込んでしまった場合、彼女は彼らをベッドへ連れて帰り、ケアに専念します。
新しい人生の章へと
『ミリ』『ギリガン』と名付けられた子猫は、コナの献身的なお世話によりすくすくと成長しています。甘えん坊で遊び好き、魅力的な個性を咲かせた子猫たちは新しい人生の章へ向かう準備を始めています。
永遠のお家へ巣立つ日が来たとき、子猫とコナは離れ離れになります。しかし、ママを取り合いながら過ごすこの時間は、何にも代えがたい大切な時間として彼らの心に刻まれるはずです。
コナと子猫たちの甘い日々をぜひインスタグラムでご覧ください♡