そっくりな見た目を持つ同腹猫『ジェイス』と『ジャッキー』。見分けがつかないほどそっくりな子猫のペアは、救助後も寄り添っています。
そっくり過ぎる!同腹のペア猫『ジェイス』『ジャッキー』
バージニア州の保護団体『Animal Welfare League of Arlington』に保護された2匹の同腹猫はあまりにそっくりな見た目をしていました。特別なケアを必要としていた子猫を救うため手を差し伸べたのは、ボランティアのローレン・ストリキュラさん。
小さなペアは必死で身を寄せ合い、互いを慰めるかのようにして数日間を過ごしました。
『ジェイス』と名付けられた男の子は、スタートがあまり良くなく哺乳瓶でミルクを飲めるようになるまでに時間を要しました。『ジャッキー』と名付けられた女の子はそんなペアに寄り添い支えているように見えたといいます。
あまりに小さく、健康上にいくつかの問題を抱えた双子の子猫は懸命に生きようと戦い続けたのです。
◯24時間体制での献身的なケア
ローレンさんは子猫の命を繋ぐために眠れない夜を何度も越えました。薬の投与、丹念なケアによりペアは無事回復に向かっていきました。
ジェイスがガツガツとフードをかきこみながら耳を動かしているのを見たとき、それまでの苦労などすべて吹き飛んだといいます。
それから数週間の間で双子の子猫は劇的な成長を遂げました。ベッドから飛び出し、お皿に入った食事を並んで食べられるようになり、時間を取り戻すかのように遊んで食べて眠りました。
そっくりな見た目を持つ双子ですが、その性格は全く異なるといいます。いたずら好きでわんぱくなジェイス。
そしてマイペースで優しいジャッキー。ペアが大きくなりその羽根を広げたとき、彼らを一緒に迎えてくれる里親探しがはじまります。
私はきっといつまでも子猫たちの人生に対する喜び、出会った誰に対してもすぐに信頼を寄せること、おバカな性格、そしてお互いへの愛を忘れません。双子の物語における私の役割は終わりを迎えようとしていますが、彼らの幸せな人生は今から始まります。
ローレンさんはそう語ります。
2匹は共に里親へ
新たな家族を迎えたいと考えていたアレクサンドラさんとブライアンさんは、『Animal Welfare League of Arlington』のInstagramに投稿された双子のペアを見つけました。
ひと目で恋に落ちた小さな子猫たちと完璧にマッチすることはすぐに分かりました。
『ウィスキー(元・ジェイス)』『ピッパ(元・ジャッキー)』と改名された双子猫たちは、すぐに新しい家族の下で落ち着きました。
お迎えしたその夜の0時頃、パパは子猫たちが落ち着くように作曲された音楽を見つけました。そして気がつくと、子猫たちは私たちと一緒にベッドに飛び込んできており、寄り添ってくれていたのです。翌朝、ウィスキーはパパの肩に寄り添い、ヒゲに顔を埋めて寝ていました!
今でも常に寄り添い、互いが見えなければ鳴くというウィスキーとピッパ。素晴らしい兄妹は、暖かい両親にも恵まれ幸せに暮らしています。