盲導犬と言えば、視覚障害を持つ方を案内する犬として誰もが知っていると思います。しかし、盲導犬が助けるのは必ずしも人間ばかりとは限らないのです。緑内障になり視力を失った「タオ」をガイドする子犬がインターネット上で話題になりました。
緑内障によって視力を失ったタオ
ある朝、メラニー・ジャクソンさんは飼い犬である10歳のゴールデンレトリバー「タオ」の様子がおかしいことに気がつきました。タオは強い痛みに苦しんでおり、夜までずっと叫びながら顔をかきむしっていたのです。
獣医によって検査を受けたところ、タオは「緑内障」であることが分かりました。緑内障とは目の中の水分を排出できず、眼圧が高くなることが原因で生じる病気です。
不幸なことにタオの病状は悪く、片目を手術で取り除くことになりました。また、それから11カ月後、やはり同じ理由でもう片方の目も取り除くことになりました。
子犬がタオの盲導犬に!
ここまでは非常に不幸で、悲しい話だと思う方も多いかもしれません。しかし、タオが新しい環境に慣れるまで、さほど時間はかかりませんでした。彼には「オコ」という名のガイドをしてくれる子犬がいたのです。タオと年の離れた兄弟であるオコは、タオの散歩を手伝ってくれます。そして、時にはリードを使って2匹だけで散歩に出ることもあるのです。
2匹の犬は知る由もありませんが、彼らの日常を切り取ったインスタグラムアカウントは3万人以上ものフォロワーがいます。飼い主のメラニーさんは、インスタグラムを使って犬の緑内障への意識を高めてもらう活動をしています。
ぜひ、タオのインスタグラムをチェックしてみてください!
▶タオのInstagram