たくさんの子猫たちを里親へと送り出してきたボランティアの男性は、30年経った今、ブルーの子猫と運命の出会いを果たしました。
男性に求愛し続けたブルーの美しい子猫
2020年7月、カナダのレスキューグループ『Exploits Valley SPCA』に保護された子猫の兄弟。そのなかで『シュガー』と名付けられた子猫は、到着時の様子から呼吸器系のウィルスに感染していることは明らかでした。
他の兄弟よりも回復に時間を要したシュガーは、シェルター滞在中にたくさんの友人を作りました。シェルタースタッフ、ボランティアの皆に自分がどれだけ愛らしい子猫なのかを伝えて回ったのです。
愛を伝え続けるシュガー
とてもフレンドリーなシュガーでしたが、そのなかでも特別な視線を向けていたのがボランティア歴30年のグレンさん。シュガーの部屋の掃除を担う機会も多く、彼はグレンさんを見つけては大喜びで興奮していたといいます。
シュガーはグレンに仕事をやめて彼に注意を払うように鳴き叫んでいた
Exploits Valley SPCAのサラ・マクラウドさんはそう語ります。グレンさんが近くを通る度にシュガーはその視線を独占するためにニャーニャーと鳴き続けました。
30年以上ボランティアに関わってきたグレンさんは、数え切れないほどの猫たちと絆を深めてきました。しかし、そのすべての子猫を里親へと送り出してきたのです。今回もシュガーを養子として迎え入れるつもりはありませんでした。
本当に幸せになれる場所は…
しかし、グレンさんとシュガーの間に特別な絆があることは誰もが知っていました。シュガーはいつだってグレンさんの側にいないと幸せになれないことを主張したのです。グレンさんは、自分がどうするべきかすでに理解していました。
グレンはすでに猫と暮らしており、新たに迎える予定はありませんでした。しかし、シュガーを自分とは別の里親の家へ送り出すには、あまりにも愛しすぎていたのです。
と、マクラウドさん。グレンさんは、シュガーを正式に家族として迎え入れました。
グレンさんは、毎朝目を覚ましてシュガーを見る度に自身の決断が正しかったと実感しているといいます。彼らが二度と離れ離れにならないことにすべての人が感激しています。
出典:https://www.facebook.com/EvspcaAdoptables/photos/a.2503578423213592/2678535782384521