懸命なケアで一命を取り留めた小さな子猫は、最愛の恩人のそばで生きることを主張しました。困難に打ち勝った小さな戦士のストーリー。
シェリーに運び込まれた4匹の子猫
ラスベガスにある市営シェルターに運び込まれたのは、小さな4匹の子猫でした。
すぐに適切なケアを必要としていた子猫たちはレスキューグループ『Rescued Treasures Cat Cafe』によって引き出されることになったのです。熱心なボランティアの手により、成長し始めた子猫たちでしたがブルーの毛色を持つ子猫だけはなかなか改善がみられず、とうとう衰弱し始めてしまいました。
何とか子猫の命を繋ぐため、危篤状態の子猫のケアを専門とするレスキューボランティア、パトリシア・リカさんが助けに入ることとなったのです。
リカさんは子猫にとって何がベストなのかを決断しなければならないことをわかっており、集中的に1対1のケアを受けられるように手を差し伸べました。
約200gしかない衰弱した子猫
ポーリーは極端に体重が落ちていて、衰弱していました。彼女は低血糖、上気道感染症を患っていました。私たちは彼女に抗生物質と24時間体制でケアプログラムを開始しました。彼女はとても弱く、衰弱していたので手遅れになるのではないかと心配していたのです。
リカさんは『ポーリー』と名付けられた子猫を24時間体制でケアするため、自身の寝室に彼女専用のアパートを作りました。生後6週間でその体重は1ポンドの半分(約200g)しかなく、あまりに不利な状況でしたが、子猫は必死で生きようと戦い続けました。
彼女は注意を引くために鳴き続け、抱かれるのが大好きでした。彼女は生まれつき後ろ足が欠けていたので、ポーリーという名前がついています。
と、リカさんは語ります。
死の淵から引き戻された小さな戦士
数日間の丹念なケアの結果、小さな戦士は戦いに打ち勝ちました。ポーリーは部屋中を走り回り、最愛のリカさんのあとをついて回ることに熱心だといいます。
3本足であるということは彼女の足かせにはなりません。他の子猫と同じようにかくれんぼをしたりジャンプをしたりして過ごし、夜は大好きな人のそばで眠りにつきます。
ポーリーは完全に回復しました。彼女はとても幸せそうで、私に笑顔を与えてくれます。彼女は私のベッドの上を走り回ったり、枕の間に隠れたり、遊んだり、ハイタッチをしたりするのが大好きです。
リカさんはそう語ります。
現在では、家の中の管理人の役目を担っているというポーリー。命の恩人である里親のもとで愛情あふれる生活を満喫しています。
ぜひ、小さな戦士ポーリーの成長をインスタグラムで見届けてください!
▶ポーリーのInstagram
生きるとは何か❓動物たちは本能的に
「生きよう」とする欲を生まれつきに持っているのだと
そう思うのです