木に縛られたまま放棄されたピットブル。生きる気力さえ失っていた彼女は、無償の愛を受けて再び困難に立ち向かう決心をしました。
木に縛り付けられたピットブルをレスキュー

出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-pittie-loves-taking-showers-with-his-tiny-bff
アメリカ・シカゴのレスキューグループ『MCP Rescue & Outreach』は、木に縛りつけられた痩せ細ったピットブルについて連絡を受けました。

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どのくらいの間そこに縛り付けられていたのか…直射日光に照らされ続けた骨と皮だけの体はあまりにも酷い状態だったといいます。
すぐに動物病院へ運び込まれたピットブルは様々な感染症、そして腎臓へ大きなダメージを受けていることが発覚しました。
手を差し伸べた最高のパパたち
『インディ』と名付けられた彼には、すぐにでも愛情あるケアを行ってくれる家族が必要でした。MCP Rescue & Outreachがインディの家族についてSNSで呼びかけたところ、すぐに助けになりたいと申し出たのがスコットさんとアンソニーさんでした。
その日の夜にレスキューに連絡して里親になりたいと伝えたら、1時間後に行くと言ってくれたんだ。家にきた彼はすぐにカーペットの上に沈み込んでしまい、ずっとそこに横たわっていました
スコットさんとアンソニーさんは当時をそう振り返ります。安心できる暖かいお家へやってきたを喜ぶことさえできないほど、インディは衰弱していました。食べ物にも一切興味を示さず、ただただその場でうずくまっていたのです。

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それでステーキを作り始めたんだ!それが、彼の中に少しだけ気力が宿ったのを見始めた瞬間でした
『どうか生きてほしい』そう願ったパパたちはインディのためにステーキを焼きました。少しずつ体力を取り戻していったインディは素晴らしい家族と共に順調に新しい人生をスタートさせたかのように見えたのです。
インディに襲いかかる困難
インディはパパたちと共に海へ出掛けるようになりました。彼が自由に動き回れること、そして愛情を込めて名前を呼ばれることに幸せを感じていることは一目瞭然でした。
しかし、海から帰宅して1時間程経った頃、突然インディは倒れ込んでしまったのです。

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歯茎が白くなり、震え始めました。彼を連れて駆け込んだ救急病院で急性腎不全だといわれたのです
すべての臓器が上手く稼動しておらず、インディは再び死の淵へと立たされました。

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インディの命を救うために緊急手術が行われました。

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次の日には元気な姿を見せてくれた。本当に嬉しかったよ
愛おしそうにインディを撫でながらそう語るパパたち。
そう、インディは戦いに勝ったのです。彼が手術を乗り越えられたのはパパたちが一生懸命ステーキを食べさせてくれて少しずつ体力が戻っていたから、そして何よりも『生きる』ことへの価値を見出してくれたからです。
相棒の『ゴディバ』
様々な困難に打ち勝ってきた男の子は、ただ甘やかされながら幸せに暮らす子犬としての暮らしを手に入れました。そして、素晴らしい相棒も。
ゴディバとインディの体格差は、ふたりの固い友情と深い愛情が埋めます。おもちゃを共有して引っ張り合いっこをするのが大好き。一緒にシャワータイムを過ごすのも気に入っています。
インディは本当の子犬のように甘えん坊で、それを大きな愛で受け止めてくれるスーパーヒーローパパに出会うことができました。

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もう二度とひとりぼっちになることも、生きることを諦めることもありません。インディとゴディバの愛溢れる暮らしをぜひチェックしてください♡