特別養子縁組で家族になった息子との記念日。パーティーの買い出し中に保護された子猫をお迎え。人種や種族、すべてを越えて愛し合う家族の形に世界中から称賛の声が寄せられています。
息子との『家族記念日』
ホリー・ノックス・ブルックハウザーさんは特別養子縁組によって家族になった息子のマルセロくんとの2年目の家族記念日を祝うささやかなパーティーのため買い出しに出掛けていました。
私がフェイスブックを開くと地元のページの誰かが、アーカンソー州ベントンビルを通る最も交通量の多い道路の真ん中で小さな黒い毛玉を救出したと投稿したのです
犬、猫、うさぎ、ハリネズミ…種族を問わず多くの動物たちを保護、養子縁組の支援を行ってきたホリーさんはしばらくの間、休息をとるつもりでいたといいます。
しかし、その投稿に殺到するコメントを見ていると必ずしもこの子が安全で幸せなお家へ辿り着くわけではないことを強く感じたといいます。
時にはうまくいかないこともあることを知っている私は傍観しているわけにはいかず、すぐに行動しなければならないと思いました。
救助者はどこに住んでいるかを書き込んでおり、私はそれが家のすぐそばにあることを知っていたのでプライベートメッセージを送りました
記念日に保護した『アップルシード』

出典:https://www.instagram.com/p/CF0KzubnzEq/
マルセロとの記念日だったので、その日を記念するためのかわいい想い出になるとも思いました。記念日だったからこそ、命を救おうと思ったのかもしれません
それから数分後、ホリーさんと4歳のマルセロくんはわずか1ポンド(約453g)の子猫を車に乗せていました。ホリーさんは、マルセロくんに子猫の名前は何がいいかと訪ねたのです。
アップルシード
マルセロくんは慎重に考えたあと、迷わずそう答えたといいます。

出典:https://www.instagram.com/p/CF0KzubnzEq/
記念日のパーティーにふさわしい名前をプレゼントしてもらった子猫は、すぐに里親の肩の上でしばらく失われていた安眠を取り戻しました。
家族の『ボス』になった子猫
アップルシードは数日間に及ぶケアを受け、健康状態がクリアになると家族に紹介されました。
彼女は今ではボスです
ホリーさんはそう話します。
アップルシードは十分な準備が整えば、素晴らしい永遠のお家へ巣立つことになります。
人々は私が彼女の養子縁組に失敗することを密かに望んでいると思いますが、それは私がすることではありません。きっと彼女にはどこかで待っている誰かを幸せにする使命があります
人懐っこく愛らしいアップルシードはきっと誰かを幸せにする。そう信じているというホリーさんは、きっと彼女を素晴らしい永遠のお家へ送り出すことでしょう。
そしてアップルシードも、マルセロくんもこの出会いを決して忘れることはありません。