フィリピンのセブにあるショッピングモールでは、野良犬を立ち入り禁止にしていました。しかし、それでも犬を見捨てられなかった優しい警備員さんがいたようです。
野良犬をかわいがる優しい警備員さん
フィリピンのセブにあるショッピングモールに買い物にきていたグレーテル・エレアザールさんは、警備員が野良犬をかわいがる光景を目撃します。
そのショッピングモールはお客さんが連れてくるペットには優しいものの、野良犬が建物に入ることは禁止しています。警備員が野良犬をかわいがるという思わぬ優しさを目にしたエレアザールさんは、警備員に詳しく話を聞いてみることにしました。
そして分かったことは、ダニーロ・レイグさんというこの警備員は、フランシーと呼ばれるこの犬をいつも可愛がっているということです。
彼はモールを歩き回っている野良犬に餌をやり始めましたが、最終的に彼と仲良くなり、彼を追いかけたのはフランシーだけでした。フランシーは今も彼と一緒にいて、まだ彼が働いているモールにいます。彼はクイナー・カンサナという別の警備員と交代でフランシーにエサを与えています。
とエレアザールさんは言います。
フランシーがモールの外で出産したとき、子犬が無事で食欲もあることを確認したのはレイグさんとカンサナさんでした。フランシーの子犬が成長するにつれて、2人の警備員は小さな家族のことを心配するようになったので、彼らはさらに一歩進んだ救助をすることにしました。
彼らは犬好きの友人に子犬を連れていきました。彼らは、このプロセスが「里親」と呼ばれることを分かっています。
とエレアザールさんは言いました。
野良犬たちの保護活動もするように
レイグさんとフランシーの関係は、彼の同僚を障害のある犬も含めたモールの周り野良犬たちを助ける活動に促しました。
エレアザールさんはこう語ります。
レイグはモールの造園家にお金を払い、ミクミックという名前の犬に餌をやったり入浴させたりするのを手伝ってもらっています。そして、モール内のレストランで働く女性は、フランシーやミクミックを含むモールの野良犬たちに与えるために生ごみを集めます
Facebookグループ「SavingStrays Cebu」の創設者であるエレアザールさんとレイグさんは現在、モールの周りに住む野良犬が必要な助けを得ることができるように協力しています。エレアザールさんはミクミックを治療のためにクリニックに連れて行き、フランシーが避妊手術を受けられるように手配しています。一方、レイグさんは、人と動物の両方にとってモールが安全にになるように活動しています。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/mall-security-guard-helps-stray-dog