ケガを負った小さすぎる子猫は、生まれて間もなく生きるために困難な手術を受けました。非常に厳しい状況で闘い続けた子猫は勝利し、先住犬に支えられ幸せを掴みました。
生きるための代償

出典:https://www.instagram.com/cute_moonbear/
オーストラリアのパースにあるワーウィック動物病院に後ろ足と尻尾にケガを負った子猫が連れて来られました。生後数週間とみられる子猫の体重は172gほどしかなく、フィオナ・サウス博士と医療チームは子猫の命を救うため熱心に治療にあたりました。ここで子猫が出会ったのが、看護師のケイト・ヘイズさん。
彼女がどれだけ強いのか、私達は少しも諦めていませんでした。彼女の足はひどく感染していて本質的に壊死し始めていたので、敗血症になる危険性がありました
と、ケイトさん。子猫の命を救うためにはすぐにでも足の切断手術を行う必要があったのです。

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まるで手術に向かって準備をするかのように子猫は懸命に体重を増やしましたが、それでもまだ小さすぎる体では手術を乗り切ることができるかさえ不透明で、あまりに困難な状況でした。

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ワーウィック動物病院では間違いなく最年少で行われた整形外科手術でした。奇跡の生還を遂げた子猫は、1本の足を失ったものの強い意志を持って闘い抜いたのです。
私たちは真剣に彼女の勇気に圧倒されました。彼女は今体重を増やし日に日に強くなっています
とケイトさん。
彼女は『ペギー』別名『ペグ・レッグ』と名づけられました。
『ムーン』との出会い

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ケイトさんはペギーを自宅に連れて帰ることを決めました。先住犬の『ムーン』はベギーを迎えいれ、匂いを嗅いだ後、迷うことなく彼女のそばで横たわり見守り役を買って出たのです。ムーンは子猫には世話が必要な事を瞬時に感じ取ったようでした。
動物が鳴いたり病気である場合、ムーンはそばで寄り添い一緒に鳴くだろう。彼はそのような優しい性格を持っている
とケイトさんは語っています。
数年前、ムーンはケイトさんがフェニックスという名前の3本足の子猫を保護していた際も側を離れることなく手伝いをしていたといいます。彼は子猫の回復を助けることを使命としているのです。
ペギーの鳴き声が聞こえるとムーンの耳はぴくっと動き、すぐさま彼女の無事を確認するために駆け寄ります。ムーンはケイトが家に連れてくるすべての保護猫たちを慕っており、彼らが眠りに落ちるまで優しく口づけをし彼らの隣で寄り添います。

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ペギーはフォスターパパからの愛情をたっぷりと受けています。ペギーは小さな前足でムーンの背中に登ったり顔を埋めたりするのが大好きです。ムーンはペギーを尊重し24時間ひとりぼっちにならないようにそばを離れないのです。

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ペギーの人生は完全に好転しました。彼女は生きたいという強い意志で奇跡を起こしました。そして幸せのチャンスを手に入れ力強く成長しています。