猫に追いかけられたネズミが、逆に猫めがけて走ってきて体の下にもぐりこむようすがビデオに撮影され、このめずらしい場面が大人気になりました。アニメ「トムとジェリー」の現実版だと考える人々もいるようです。
追跡されたネズミが、猫に向かってまっしぐら!
今回ご紹介するビデオでは、小さなネズミが猫に追いかけられて逃げているうちに、まさにその猫のお腹の下にもぐるところが映し出されていて、インターネット上で大人気になっています。
なかには「この2匹は普通では考えられない友情の絆を結んだ」と信じる人がいたり、「そんなかわいらしい理由じゃない」という人もいます。このビデオはいろいろなソーシャルメディアに投稿されてシェアされ、何百万人もの人々が視聴しました。そのうちの多くがアニメ「トムとジェリー」の現実版のようだと考えています。

出典:https://www.boredpanda.com/real-life-tom-jerry-mouse-runs-to-cat-for-cuddles/
最初に、黒と白のブチ猫が小さなネズミを追いかけている場面が出てきます。猫はネズミに危害を加える気はないらしく、すぐに追跡をやめて歩道に寝転がります。そのときです、ネズミが思わぬ行動をとって、それを記録したビデオが爆発的人気になる原因になったのは。
ネズミは猫めがけてまっしぐらに走り、お腹の下に隠れました。「まるで抱っこされに行ったみたい」だと、インターネット上で評判になりました。

出典:https://www.boredpanda.com/real-life-tom-jerry-mouse-runs-to-cat-for-cuddles/
友情?それとも寄生虫?
この様子は有名なアニメ「トムとジェリー」の場面にそっくりです。なかにはこんなコメントもあります。「この猫とネズミは、トムとジェリーより仲良くやっているみたいだね」「テレビ画面に現われないトムとジェリーだ」
その一方で、アニメが現実になったというわけではないと考える人もいます。「トキソプラズマによる特異行動だ」「すごい。このネズミはトキソプラズマに侵されていて、その寄生虫が猫に宿ろうとしてネズミをあやつっているんだ」
ABTC(動物臨床行動カウンセラー)のキャロライン・クラークさんがデイリーメール誌に語ったところによると、
「ビデオの最初から、ネズミが恐怖で固まってしまっているのがわかります。これは恐れに対する反応であるとともに、捕食動物が自分を追いかけるのをあきらめさせようとする試みでもあり、多くの動物にみられる現象です。私が考えるに、猫のお腹の下に走りこむというのは、自らを危険にさらす行動でまったく意味がありません。たぶんショックで合理的な判断ができなくなった結果だと思いますね」
この記事を見た人のコメント
「愛に飢えていて、傷つくことも死さえも恐れないんだね」
「ネズミがとってもかわいいね。触ってみたい」
「ネズミは追いかけっこの末に、猫だけが友達だということがわかるんだよ」
「テレビ画面に現われないトムとジェリーだね」
「猫は言う『そうかい、死を選ぶんだネ』と」
「動物だって愛がほしい」
「猫って、こうやって餌で遊ぶんだ」
「トキソプラズマによる特異行動だ」
「すごい。このネズミはトキソプラズマに侵されていて、その寄生虫が猫に宿ろうとしてネズミをあやつっているんだ」
出典:https://www.boredpanda.com/real-life-tom-jerry-mouse-runs-to-cat-for-cuddles/