『助けてください』メモと共にベンチに放置された子犬のビフォーアフターに涙

悲しい

メモ書きと共に公園のベンチに放置された一匹の子犬。心を閉ざし、深く傷ついていた子犬は再び人を信じることを決意しました。

メモと共に放置された子犬『ボストン』

保護活動を行うマルセラ・ゴールドバーグさんは、公園のベンチに縛り付けられた子犬についてのメッセージを受け取りました。仲間の救助者であるアズール・ガリンドさんと共に現場へ急行すると、そこには酷く怯えた状態で人々を警戒し、威嚇する一匹の子犬の姿があったのです。

子犬は何もないベンチに縛り付けられていたため、水や食べ物を持ってきた近所の人がすでに何人か集まっていました。しかし、子犬は酷く怯えていたので彼らは近づくことさえできませんでした

ゴールドバーグさんはそう振り返ります。そしてゴールデンミックスであろう子犬の隣には重石がされたメモが残されていたのです。

こんにちは、私を採用してください。マックスです。どうか、このかわいい犬を採用してください、そして彼の面倒を見てください。私の犬をここに置いていくのはとてもつらいことですが、私の家族が彼を虐待していたので、彼を置いていく決断をしました。

もしこれを読んでいるあなたの心が揺らいでいるなら、どうか彼を養子にして大切にしてあげてください。そうでない場合は、このメモをそのままにしておいてください。そうすれば他の人が読んで養子にしてくれるでしょう。ありがとう。

そこには家族の虐待から彼を守るためにここへ残していくこと、そしてどうか彼を助けてほしいということが記されていました。しかし、そんな事情も知らずただ家族の迎えを待ち続けていたのであろう子犬は酷く混乱し、怯えていたのです。

ゴールドバーグさんが近づくとその体は震え出し、唸り声をあげる子犬。どうにか彼をリラックスさせるために食べ物を与えましたが、気を紛らわせることさえできませんでした。

攻撃的な犬のトレーニング経験を持つトレーナーに連絡し、ビデオ通話で状況を見てもらいながら何とかループを通し、もう一方のチェーンを切るまで指示を出してもらいました

そして彼を縛り付けていた鎖が切れた途端に様子が変わり、それ以降唸り声を上げることはなくなったといいます。

再び人を信じることを決意した姿に涙

子犬はまだ少し怯えていたものの、車に乗り込んだ後は落ち着きを取り戻し始めました。

『ボストン』という名で新たな人生を歩み始めた生後7ヵ月の子犬は、遊び好きで愛らしい性格を発揮しはじめます。少しずつ、それでも確実に人を信じる心を取り戻し始めたボストンはわずか数日で別犬のように変化を遂げたのです。

出典:https://twitter.com/MascotaCoyoacan/status/1330948767470718976/

彼は甘くて、とても愛情深く、キスをしたり、獣医さんがくれたボールで遊ぶのが大好きです

ゴールドバーグさんはそう語っています。二度と彼が不安になることがない、素晴らしい永遠のお家に旅立つ日はそう遠くないでしょう。

 

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