愛犬家にとっては信じられないと思いますが、数か月にわたって水や食料を与えられずに放置された犬がいました。もう餓死寸前でしたが、奇跡の回復を果たします。
餓死寸前で見つかった『チャンプ』
サウスカロライナ州ローレンスを散歩していたある住民は、家の外に鎖でつながれ、地面に動かずに横たわっている犬を見つけました。もはや生きていることが信じられないほど骨が浮き出ていましたが、なんとか呼吸はしていました。
優しい通行人は犬の写真を撮り、動物管理局に連絡をとりました。警官はすぐに現場に到着し、犬を重い革の首輪と鎖から解放し、地元の獣医に連れて行きました。
後にチャンプと名付けられる生後16か月の犬は、本来なら体重が110ポンドくらいあるはずが、わずか50ポンドしかありませんでした。ニューヨークを本拠地とする救助組織であるレスキュードッグスロックのボランティアは、犬の衝撃的な状態を聞いて、が助けが必要であることを知りました。
翌朝、救助隊は動物管理者に連絡し、チャンプを近くの診療所に移送させ、そこで24時間体制の医療を受けさせました。
彼はひどい状態で 、すぐに輸血が必要でした。彼には筋肉量がなく、自分で赤血球を再生することができず、貧血で、歯茎は白かった。あと12時間遅ければ死んでいただろう。
と、レスキュードッグスロックNYCの共同創設者であるジャッキーオサリバンは語ります。
ローレンス郡保安官事務所による調査によると、チャンプは6ヶ月前、食料や水なしで犬を残した飼い主の元恋人、エリザベス・ジェームズに引き取られていたことが分かりました。
ジェームズは8月16日に動物虐待で逮捕されたが、その後10月の次の法廷審問まで拘束されて釈放されたとオサリバンは言いました。
レスキューはFacebookでチャンプの写真とストーリーを共有したところ、投稿はすぐに口コミで広まりました。
彼の話は本当に人々の共感を呼んだと思います。自分の愛犬にエサを与えていたとき、チャンプが飢えさせられていたと思うと許せないと本当に怒っている人が多いのです。
とオサリバンは説明しました。
チャンプはすさまじい苦しみを経験しましたが、今の人当たりの良いチャンプからはそのような出来事があったことが信じられません。
獣医たちは、チャンプはすばらしい性格でとてもかわいい犬だと話しています。
チャンプが健康的な体重に戻るまでには最大で2か月かかる場合がありますが、彼のファンは回復を応援しています。チャンプのFacebookページには40,000人以上のフォロワーがおり、彼の投稿は世界中で100,000人以上に見られています。
かつて無力だった犬は、人々の怒りを引き起こしただけでなく、極限状態を生き延びた者の象徴にもなりました。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/starved-mastiff-dog-makes-miracle-recovery