事故に会った子猫は感染症のため足を1本失いました。運命の人と出会い手を繋ぐことで幸せを叶えました。
3本足の子猫は一緒にいることを望みます
生後約4ヵ月の子猫は路上で事故に遭ってしまい足に重傷を負ったところを救助されました。保護施設に連れて行きましたが、このままでは子猫を救うことができないと判断され動物病院に移送されたのです。その後子猫はケガの影響で感染が全身に広がったため命と引き換えに1本の足を切断したのでした。
トルコのイスタンブールに住む『アーセン』さんは、動物病院でこの3本足の子猫と出会いました。
彼女に会いに行くと、彼女はギプスでケージの中に横たわっていました。まるで私に離れて欲しくないかのように、彼女は小さな前足で私の手を掴もうとしました
とアーセンさんは語っています。
病院のスタッフはこの子猫はシェルターには戻らずに治療後は家が必要だと言っていたことがクリニックを出たあとも頭から離れなかったといいます。アーセンさんは保護猫たちと暮らしていて、特別なニーズを持つ猫もいるそうです。
私は彼女のことをずっと考えていて、彼女のことが頭から離れませんでした。だから彼女に会いに行くことにしました。もし彼女がまだそこにいたら、私は彼女を養子にして彼女にふさわしい最高の人生を送れるように最善を尽くします
数日後、アーセンさんは子猫と再会しました。子猫はアーセンさんの手に顔を擦り寄せて嵐のようにヒスを鳴らしたといいます。
トルコ語で10月を意味するエキムと命名
可愛い子猫は大好きなアーセンさんに抱かれお家に帰れたことがとても幸せでした。彼女は前足を彼女の手に乗せてすぐに眠りにつきました。アーセンさんは一日中エキムに付き添いケアをしたことで、彼女は自分が愛されていることを知ったのです。
彼女は一人になると泣くので、ブリトーのように毛布でくるんで安心させた
と、アーセンさん。
回復にむかいギプスが取り外されるとエキムは興奮したようすで家の中を歩き回りました。ふかふかのベッドに滑り込んだり仰向けになって転がったりギプスのない自由を感じていたのでした。
甘えん坊でエネルギッシュ
エキムは外向的で遊び好きな子猫へと成長し、4本足の子猫を出し抜いたりプロのように登ったり跳んだりすることができます。腰から下が麻痺している『ヘイコ』とエキムは本当に仲良くなり、彼女の影響でヘイコは今まで以上に活発に遊びまわるようになったそうで。まるでお互いを理解しているかのような素晴らしい関係を築いています。
家族全員に溺愛され抱きしめられることが大好きな彼女ですが、夜はアーセンさんと手をつないで眠るのでした。
先住猫たちはみんな彼女を自分の仲間として受け入れていて、彼らはいつも一緒にたむろしています
と、アーセンさん。
エキムは健康的でエネルギッシュな猫に開花し、愛されていて可愛がってくれる大家族と共に幸せに暮らしています。