高速道路に棄てられた子犬は、恐怖で泣き叫んでいました。これに気づいた男性が、危険を顧みず子犬のもとへ。この親切な救出活動のおかげで、子犬は事故死を免れることができました。
高速道路に子犬がいる!
生活が苦しくなって犬を棄てるというのは許しがたいことですが、もっとひどいのが残酷で非人道的なやり方で棄てる行為です。
オビディウ・ロスさんはルーマニアのブカレストで獣医をしており、大の動物好きでもあります。ある日いつものように仕事から帰る途中で、人生を大きく変えるものを目撃しました。ブカレストでも混雑で名高い高速道路を走っていたときです。
上り下りの車線を分けるガードレールの陰に、頼りなさげな子犬が隠れているではありませんか。

出典:https://www.goanimals.co/puppy-abandoned-in-the-middle-of-a-busy-highway-cries-for-help-and-freezes-in-fear/
ロスさんは路側に車を停めました。子犬は必死に泣き叫び、助けを求めています。犬の両脇はすぐ車道で、次々と車が走りすぎていきます。このままでは子犬が轢かれて死んでしまうのは明らかです。
危機一髪の救出劇
彼は車の動きをよく推し量ったうえで敏速に行動し、子犬のもとへ近づきました。子犬を驚かせて車道のほうへ走らせないよう、しっかり用心しながら。そばに寄ってみると、この子犬は恐怖のために身動きもできない状態だとわかりました。
きっと以前の飼い主にひどいことをされたので、人間を信用できなくなっているのでしょう。何度彼が呼び寄せようとしても、犬は動こうとしません。

出典:https://www.goanimals.co/puppy-abandoned-in-the-middle-of-a-busy-highway-cries-for-help-and-freezes-in-fear/
このままの状態でいるわけにはいかないので、ロスさんはゆっくりと動いて子犬をつかみ上げ、急いで車に戻りました。そのとき犬は気づかなかったでしょうが、自分の命はこの行為で救われたのです。

出典:https://www.goanimals.co/puppy-abandoned-in-the-middle-of-a-busy-highway-cries-for-help-and-freezes-in-fear/
ロスさんは子犬を家に連れていき、風呂に入れ、餌を与えて世話をしてあげました。そして現在犬はベルタと名づけられ、将来引き取り手が見つかるまで、そのままロスさんの家で暮らしています。
この救出の場面を記録したビデオをぜひご覧ください。
出典:https://www.goanimals.co/puppy-abandoned-in-the-middle-of-a-busy-highway-cries-for-help-and-freezes-in-fear/