「もう不要」19キロ歩いてやっと戻った「猫」に家族は安楽死を求める非道

悲しい

離れた家族を恋しく思い、19キロ以上の道のりを歩いて元の家に戻った猫。でも飼い主は猫を見るなり獣医に「安楽死させて」と頼んだのです。人々はこの話に大きなショックを受けました。

離れた家族が恋しい!歩いて元の家へ

ペットを飼うのにはいろいろな理由があります。家族に忠誠心を持ってくれるからというのは、そのなかでも一番心温まる動機でしょう。ペットたちは家族を守るためなら何でもしますし、無償の愛情をもってそばにいてくれます。今回ご紹介する茶白猫のトビーもそうだったのです。

北カロライナ州に住む家族が「もういらない」とトビーを手放しました。でももちろんトビーは家族が恋しくなって、また一緒にいたいと思ったのです。そこで19キロ以上もの道のりを歩いて、やっと前の家に戻ったのです。でも家にたどり着いたとき、予想もしなかったことが起こりました。

獣医に「安楽死させて」

トビーを見るやいなや、元飼い主は動物保護団体の獣医のもとへこの猫を連れていきました。健康診断のためではありません。「安楽死させてほしい」というのです。職員が理由をたずねると「もういらないから」との答えでした。

出典:https://www.top13.net/family-cat-walked-12-miles-home/

動物虐待防止協会がこの団体から連絡を受け、トビーを無事保護しました。事情を聞くと、ボランティアたちはすぐ新しい飼い主を探し始めました。この悲惨な話が公表されると、世間は大騒ぎになりました。

イベントPRのおかげで大スターに

フェイスブックにはこのように投稿されています。

「トビーは動物虐待防止協会の里親センターにいて無事です。新しい飼い主が見つかるのを待っているところです。たぶんほかの猫がいない家庭が向いています。この話を聞いて、みなさんが気の毒な動物たちのためにひと肌脱いでくださることを望んでいます」

出典:https://www.top13.net/family-cat-walked-12-miles-home/

同協会は2018年に「歩け歩け!ワンちゃんだらけのお祭り(ドッグ・ウォークとウーフストック)」というイベントを開催し、そのときに猫のトビーが大スターになったのです。トビーの悲しい話を紹介して「トビーは生きるために19キロを歩きました。あなたは無数のトビーのような動物を救うために同じことができますか?」というスローガンを掲げてPRしたためです。

出典:https://www.top13.net/family-cat-walked-12-miles-home/

ご推察のとおり、トビーはそれほど長く施設にはいませんでした。すぐに新しい家族が見つかり、この猫にふさわしい愛情を毎日たっぷり受けて暮らしています。

出典:https://www.top13.net/family-cat-walked-12-miles-home/

こんな記事も読まれています

学校に猫がいる・・!猫のクラスメイト『トムビさん』学校で授業を受けオール5の成績!そして一足早い卒業へ

ジャンプ力『世界一』のうさぎあらわる!?大ジャンプに注目!!