アパートの下から子猫の鳴き声が聞こえてき始めて、もう3日が過ぎようとしています。このままでは、命の危険があります。母猫も必死で子猫たちを助けようと床をかきむしりますが、爪が削れるだけで彼女にはどうすることもできませんでした。
アパートの入り口付近から子猫の鳴き声
「もう3日になります。」とアパートの警備員さんは語りました。「最初はどこから聞こえてくるのかわかりませんでしたが、そのエリアから声がしていました。」と関係者が語ります。
しかし声が聞こえてくるアパート入り口付近の床は、セメントですべて塞がっています。どこからも侵入できるような隙間は見当たりません。
心配する母猫
1匹の猫が近付いてきました。そして床に向かって鳴き始めました。「子猫が出て来られないので、母猫が外から鳴いて呼んでいるんです。」と警備員さん。すでに3日は経っています。母猫は、昼も夜もそこに来て鳴き続けています。
母猫は、なんとか子猫をそこから出そうと、床をひっかき続けています。彼女の爪はそのせいですり減っていきます。
母猫はなんとか子猫たちを助けたくて、壁の向こう側に入れる場所を捜し歩いています。警備員さんは「どこに子猫たちがいるのかわかれば、助けたいのですが。」と語ります。
子猫の声が聞こえなくなる
4日目のこと、とうとう子猫の鳴き声が止みました。母猫が鳴いても応答がありません。
カメラを使って子猫を確認
やっと人々が動き始めました。まずカメラで中を確認しました。中にはたくさんの石がありました。そして1匹の子猫の足が映りました。
子猫の救助作業
母猫がどこかで鳴き始めました。それに応えるように複数の子猫たちの声が聞こえました。子猫はまだ生きている!救出作業が始まりました。
最初に発見された子猫
残念ながら最初に発見されたのは、亡くなった子でした。獣医師の見解では、ブロックの下敷きになり圧死ということでした。他の子はブロックが邪魔をして出てこられなくなっていました。
助け出された子猫
生存していた子が1匹救出されました。子猫は元気でした。
心配して見守っていた人々が喜ぶ中、子猫には栄養補給剤が注入されました。
母猫と子猫の再会
母猫が子猫に近づいて行きました。子猫もケージの中から母猫を求めます。
「母猫が恋しくてしかたなかったのね。」と救出作業を見守っていたアパートの住人たちは、涙ぐみました。
残された2匹の子猫の救助劇
まだ他にも子猫はいました。でも捕まえようとすると、奥に逃げてしまいます。
カメラで確認できたのは、あと2匹。
檻
そこで檻にフードを仕掛けて捕まえることにしました。
その結果、2匹とも捕獲成功しました。残念ながら1匹の子猫は亡くなってしまいましたが、全部で3匹の子猫が救助されました。その後獣医師による健康チェックと栄養補給を終え子猫達は無事母猫と再会することができました。
最後の再会のシーンはとても感動的です!
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