サイクリングをしていた夫婦。前方で袋を放り投げて去っていく車を目撃。近づいてみると、中から子犬が出てきました。この出会いは夫婦にとっても子犬にとっても「幸せな運命」だったのです。
茂みに袋を投げ込む場面を目撃
今月初め、パブロ・ヴィラマヨールさんはパラグアイの静かな道路を妻と一緒にサイクリングしていました。そのとき何かを見つけたのです。
遠く離れた前方で、車が路肩に停車して小さな袋を茂みに投げ込んだのを見ました。そしてそのまま車は走り去っていきました。このとき、彼らにはこれが何なのかはわりませんでした。まして、その中身がのちに2人の生活を大きく変えることになるなどとは。
子犬が走って夫婦のもとへ
2人はその場所に近づきました。
「子犬だったんです。袋の中から出てきて、鳴きながら走って私たちの元へやってきました。私たちも停止しました」
とパブロさんは話します。彼らはその場所にタイミングよく居合わせたことで、犬の命を救うことになったのでした。
幸いにも犬は健康なようでした。そこで助けを求めるのではなく、自分でこの犬を助けることにしたのです。子犬をハンドルに固定し、ゆっくりと自転車をこぎ始めました。
夫婦の宝物になる
でも話はこれだけではありません。
「この犬を自分たちで飼うことにしました。ロレンツォと名付け、いまは一緒に生活しています。幸せそうにしていますよ」
パブロさんにとって、ごみのように道端に犬を棄てるなんて、とても信じられないことです。でもありがたいことに、ちょうど彼ら夫妻が居合わせました。そして夫婦にとってもこの犬は宝物だとすぐに悟ったのです。
「人々の残酷な行為には心が痛みます。でも私たちは幸運でした。きっと運命が犬と私たちを導いてくれたのでしょうね」
出典:出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/cyclist-sees-puppy-dumped-on-the-roadside-then-changes-his-life-forever