皮膚がゆるく、脆くなる難病を患った猫。親友と共に暮らす現在の姿があまりに幸せそう。
皮膚無力症を患った猫トビー
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イギリスで暮らすジョルジーナ・プライスさんが一目で恋に落ちたのはエーラス・ダンロス症候群(皮膚無力症)を患った猫でした。
エーラス・ダンロス症候群とは
猫のエーラス・ダンロス症候群とは、コラーゲンの合成もしくは線維形成の異常によって皮膚がとてもゆるく、そして脆くなるのが特徴の遺伝性疾患。
今のところ特異的な治療法はありません。
怯える毎日を親友の猫と共に過ごす
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ジョルジーナさんが一目惚れしたその猫の名前はトビー(Toby)。
トビーは英国動物虐待防止協会(RSPCA)に保護されており、ひどく怯えた状態だったといいます。
そんな彼には、身を寄せ合う親友、クイントン(Quinton)の存在がありました。
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”彼らに会ったとき、彼らは恐怖と身を寄せ合っていた。トビーはずっとクイントンの後ろに身を隠し、震えていた。彼がとても怖がったので彼に触れることさえできなかった。”
彼らが保護された当時、その健康状態は決して良いものではありませんでした。クイントンはすべての歯を、トビーは一部の歯を抜歯。
劣悪な環境で生活していたであろう彼らは安全な施設へ保護された後も変わらず身を寄せ合い、互いを守るかのように生活していました。
そんな彼らを見れば、彼を引き離すわけにはいかないことは一目瞭然だったといいます。
親友と共に永遠のお家へ
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ジョルジーナさんは彼らの悲しげで不安そうな表情を見た時、すぐに彼らを連れ帰ることを決心したといいます。
2匹の猫が心を開くまで
そして数週間後、トビーは親友のクイントンと共に永遠のお家に準備された新しい隠れ家へと避難したのです。
”私たちは常に彼らの世話をし、彼らが必要とするすべての愛と安全を与えます。”
そう心に決めてトビーとクイントンをお迎えしたジョルジーナさんでしたが、彼らが心を開くまでに掛かった時間は予想を超えるものでした。
”私たちは彼らをベッドの下で食事させなければなりませんでした。そして彼らは私達が家を出るか眠っていない限り出てきませんでした。”
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献身的なお世話により、まず心を開いたのはクイントンだったといいます。
クイントンがトビーを励まし、慰め、安心させることでやっとトビーの心は開き始めたのです。心を開いた彼らはそれまでが嘘だったかのように甘く、飼い主さんに愛を求めました。
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”トビーはとても遊び心がある男の子です。私たちが出会った恐怖や悲しみに囚われていた頃との違いに驚くばかりです。”
”クイントンは偉大な兄であり、甲斐甲斐しくトビーの世話をします。彼が傷ついたときは寄り添い、朝食のためにパパを起こします。”
ジョルジーナさんはトビーとクイントンについてこう語っています。
トビーの現在
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エーラス・ダンロス症候群を患うトビーは安全、そして最良の状態を保つために様々な注意や配慮を必要とします。
”私たちがトビーをお迎えした時、彼は小さな猫であるにもかかわらず5.7kgもの体重がありました。これは彼の過剰な皮膚によるものです。
私たちは彼の爪を切り、家を清潔に保ち、傷を避けるなどの配慮をしています。
現在、トビーの状態がかなり穏やかなように見えることは非常に幸運だと感じています。”
トビーはジョルジーナさんを含めた家族、そしてクイントンのおかげで現在も元気にそして幸せに暮らしています。
このストーリーに寄せられたコメント
・同じエーラス・ダンロス症候群を患う身として彼を愛しています!
・彼に人生で最高のものを持ってもらいたい!トビーに幸あれ!
・この猫には魔法使いの帽子が必要です!愛らしい!
・とても賢そうで愛らしい猫だ。
・彼らが末永く元気で幸せでありますように…。
・最高のお家を見つけた彼らならもう大丈夫だね!