交通事故に遭い埋葬されたバートは実は生きていて、自力で墓から這い出て来た。タンパベイの動物愛護団体のヘルスセンターに運び込まれて治療を受けて健康を回復し、里親もみつかった。
墓から戻ってきたバート

出典: https://www.lovemeow.com/cat-survived-from-2005284785.html
猫のバートのサバイバルは奇跡としか言えません。1歳半のときに車にはねられ、死んだと思われて埋葬されました。その5日後、隣人の裏庭に生きて現れたのです!
「バートは自分で地面に穴を掘って墓から這い出て、よろよろと家を目指しました。とは言え衰弱し、脱水症状で、獣医の治療が必要でした」とフロリダ州タンパベイの動物愛護団体は書いています。

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バートはタンパベイの動物愛護団体のヘルスセンターに運び込まれ、そこでスタッフが治療を開始しました。砕けた顎、ぱっくり開いた顔の傷、そして目。片目はあきらめるほかありませんでした。でもセンターの獣医たちはバートは回復するだろうと思いました。
一方、センターはバートについて調べて、飼われていた家の環境や埋葬にいたる経緯を知ると、理想的な環境で飼われていたとは言えないので、バートがより良い環境を得られるように努力することに決めました。
バートは豪傑

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バートがセンターに来て2、3日経った頃、初めて食べ物を噛んでセンターのみんなを驚かせました。回復への大きな一歩を示すものでした。
奇跡の猫バートは日を追うごとにどんどん良くなりました。運び込まれて1週間後、バートは起き上がってドアのところまで歩き、ニャーオと鳴いてスタッフを呼びました。バートは食欲が戻り、食べ物を欲しがるようになったのです。その日、センターのみんなはバートはすごいと思いました。その後、バートはどんどん食が進むようになりました。トレイのフードをたいらげ、薬も嫌がらずに飲みました。バートはそんな豪傑なのです。

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「バートに会いに行くと自分で身体を舐めて身づくろいしていて、ニャーニャー鳴きながら頭突きをしてきます」とセンターのスタッフは言います。みんながバートの個性を知るようになりました。
2週間後、バートは猫用トイレを慣れた様子で使いこなし、速いペースで回復しつつあり、陽光に包まれてくつろぎ、ボランティアやスタッフにかまわれて喜んでいました。

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世界中の人々がバートに注目していました。奇跡の猫に会うためにタンパベイを訪れる人もたくさんいました。「バートは図太くて人懐こく、おバカさんで甘ったれな猫で、毎日能天気に私たちに挨拶しに来て、間抜けな顔でキーボードに飛び乗って私たちのランチを食べようとするので、みんな笑ってしまいます」とセンターは書きました。
奇跡の猫バートは今では最初に保護されたときの体重の2倍になっています。結局、センターはバートの正式な所有者となりました。そして何日か後に、バートが一生暮らせる里親一家がみつかりました。里親の家でバートは猫の兄と姉ができました。ずっといっしょに幸せに暮らすことでしょう。
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