クリントン元大統領の愛猫「ソックス」は大統領補佐にまでなった”シンデレラキャット”だった

なるほど

野良猫だった1匹の猫の運命を変えたのは、ピアノの練習に来た女の子。そして、世界中の注目を浴びる猫に上り詰めたシンデレラキャットの名前は、ソックス。ホワイトハウスの中を自由気ままに歩き回り、みんなから一目置かれていた猫のお話です。

シンデレラキャット「クリントン・ソックス」

クリントン大統領の方に乗るソックス

出典:https://www.presidentialpetmuseum.com/pets/socks/

第42代アメリカ大統領ビル・クリントンと共に、世界で一番有名な家に住んでいたのが猫のソックスです。正式には、ソックス・クリントン。そもそも野良猫だったソックスがなぜこんな玉の輿に乗れたのかって不思議ですよね。

大統領の一人娘チェルシーのピアノの先生の庭にいた2匹の野良猫の内、彼女に近づいたのがソックス。そのままクリントン家の猫として可愛がられ、見事ホワイトハウスにまで上り詰めたのです。愛犬と一緒にホワイトハウスで暮らす大統領が多い中、勝手気ままに動き回り、人間にこびを売らない猫は珍しかったので、ソックスは一躍有名になりました。まるでハリウッドスターみたいにパパラッチに追いかけられたりもしています。

写真を見ていただければ一目瞭然で、その名前の由来が判ると思いますが。アメリカで超有名な作家の小説に出てくる手足が白い猫の名前がソックスで、黒のエンビ服を着て、常に正装で同じように白いソックスを履いているのでそこからもらったそうです。彼は、キリっとしていて、大統領にふさわしい雰囲気を漂わせていませんか。

ホワイトハウスのマスコットキャラクター

大統領の椅子に座るソックス

出典:https://www.presidentialpetmuseum.com/pets/socks/

ホワイトハウスに住んでからのソックスは、大統領夫妻に勝るとも劣らない忙しさで、公務をこなしていました。先ず、ここを訪れる子供達の案内役の漫画キャラクターになり、ファンレターが来れば返事を出し、自分のホームページも開設していました。ファーストレディーと共に学校や病院も訪問しました。その反面、安全面を考えられて庭を自由に散歩する事が出来なくなったので、猫にとってはかなり不自由な生活だったと思われます。しかしそれは自由と引き換えにソックスが選んだのですが。(多分ソックスはそこまで考えてはいませんよね。)

あらゆる所に露出したソックスは、テレビ出演や未発売ながらゲームのモデルにもなりました。何と中央アフリカ共和国の切手にも採用されたのです。大統領夫妻と娘のチェルシーにとって、猫のソックスは唯一無二の存在になっていたのです。しかし、その生活を脅かす影が見えてきたのです。

ライバルが登場。そして…

スピーチ台の上に立つソックス

出典:https://www.huffingtonpost.jp/entry/first-cat-biden-white-house_jp_5fc48188c5b66bb88c68308d

長い間1匹の生活を楽しんでいたソックスに新たな試練がやって来ました。チョコレートラブラドルレトリバーのバディがやって来たのです。今までみんなの愛を独占していたソックスにとって、その愛を横取りしたバディはとても目障りな存在です。バディが近づくと彼はいつも臨戦態勢を取ります。後にヒラリークリントンが彼らの事を本にしますが、彼にとって、同等に扱われるだけでも嫌だったはずです。

大統領が任期を終え、ホワイトハウスを去る時も2匹を一緒に連れていかれない程犬猿の仲に。結局彼らが選んだのは犬のバディ。ソックスは秘書のベティーに引き取られ、引き続き公務をこなしていましたが、晩年は病に侵されながら19才の長寿で亡くなりました。彼らがソックスを選ばなかった理由は、ソックスが大統領秘書の彼女と特に仲良しだったからと語られていますが、本当の理由は、どうなのでしょうか?犬のバディは、ホワイトハウスを去った翌年交通事故で亡くなりました。

激務のアメリカ大統領を支えるペット達の存在を世間に広めてくれたソックス。今は、アーカンソー州リトルロックにあるクリントン大統領図書館で資料と共に眠っています。
現在のバイデン大統領が噛みつき癖のある犬を矯正する為に猫を飼う事をアナウンスしましたが、ソックス以来12年ぶりのファーストキャットとなるのでしょうか。

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