「パーマストン」はイギリス外務省の職員。ネズミ捕獲長として大活躍!

なるほど

イギリスで最もホットな場所に勤務する猫のパーマストンは、とても重要な任務に就いています。特技を活かしたネズミ捕りです。でも悩みの種が一つ。同じ業種の猫のラリーの存在。彼がストレスの一因になってるかも。

外務省で働く「パーマストン」

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「イギリス外務省所属の公務員です」って言ったらみんなびっくりするよね。でも本当の話です。野良猫だった猫は、有名な外務大臣の名前をもらってパーマストンとなり、イギリスの政治中心地ダウニング街の外務省”ネズミ捕獲長”としてその任務に就きました。

ダウニング街には昔からネズミが多く出没し、その対策として猫をネズミ捕り兼ペットとして飼う習慣があったのです。パーマストンが住むダウニング街で一番有名なのがもちろんイギリス首相の官邸バーニング街10番地で、そこで同じくネズミ捕獲長の任務に就いているのは猫のラリーです。ラリーの正式名称は、”Chief Mouser to the Cabinet Office”首相官邸ネズミ捕獲長で、給与は2005年の時点で年間100ポンド。現在の換算で約15000円。

パーマストンは、さしずめ”Chief Mouser to the Foreign Office”給料はハリーと同じだと思われますが、正確には判りません。

どんな仕事をしているの?

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彼らの仕事はもちろんネズミを捕まえる事で、彼を一躍有名にしたのが、就任1年半で27匹のネズミを捕獲した功績によるものです。それにしてもネズミ多すぎじゃないですか?

この仕事の他にパーマストンを更に有名にしたエピソードがあります。それが、首相官邸猫のハリーとのバトルです。どうもこの2匹相性が抜群に悪く、会えばケンカになり、警察官が仲裁に入るほどだったそうです。このように公私とも忙しいパーマストンですが、更に公式ツイッターも開設しており、2020年当時11万人のフォロワーがいました。

そうなると心配なのが彼の健康面ですね。そうなんです。案の定体調を崩し5か月間も休職した事もあります。原因ですか?彼が有名になったので、職員の皆さんが可愛がり過ぎて過食とストレスで体調を崩したようです。

2020年に引退

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職場復帰したパーマストンは、パンデミック中も職員の自宅で彼なりのリモートワークをしてましたが、2020年8月に4年間務めたこの仕事を引退する旨外務省に辞表を提出しました。のびりした生活が彼に安らぎをもたらしたのでしょう。忙しい日常を捨て、郊外の静かな環境で時を過ごすことを選んだパーマストン。何だか人間の世界にも当てはまりそうな話ですね。

フォロワーからも彼の引退を惜しむ声が多く寄せられましたし、宿敵のハリーも彼がいなくなったので寂しがったでしょう。今後もイギリス外交官であり続ける約束をしたパーマストン。

野良猫からの大出世をした彼ですが、引退の決意をしたのも電撃的でした。外務省官邸のネズミ達はさぞかし喜んだ事でしょう。

ねえ、パーマストン、あなたの後任は決まってないから、気が変わったら教えてね。

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