「死ぬまで犬たちを守りたい」20年間ずっとシェルターを運営する男性の覚悟に涙

感動

20年前に母と犬のシェルター(避難施設)を始めたセルビア人男性は、母亡き後もひとりで野良犬を保護し続けています。1000匹以上の犬を助けてきた男性は「命ある限り続ける」と固い決意を語ってくれました。

母子で犬のシェルターをスタート

世の中は不完全なもの。生き物はすべて愛され、ケアされるべきなのに、実際は違います。短い期間だけ愛され、そのあとで捨てられることもあります。命あるものすべてを幸せにすることはできない不完全な世界ですが、がんばって状況を変えていこうとしている人々はいるのです。

出典:https://www.boredpanda.com/dog-shelter-serbia-thousands-of-dogs-degan-gacic-vucjak-shelter/

たとえば今回ご紹介する母親と息子さん。セルビア人のスヴェトラナさん(故人)とデヤンさん親子です。20年間ずっと犬用のシェルターを運営しています。これまでに1000匹以上の犬を保護してきて、いまも100匹を超える犬たちを世話しているのです。

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親子がシェルターを始めたきっかけは、住んでいるクミック村の野良犬たちに餌やりをしたことです。村人たちが2人の行為に感謝し、やがて評判が広がって世話する犬の数がどんどん増えていったのでした。

そして1997年に「ブチャク・シェルター」の運営が始まりました。

母の遺志を継いで

数年後にスヴェトラナさんが亡くなると、デヤンさんが母の遺志を引き継ぎ、ひとりで運営を続けたのです。もちろん簡単ではありませんでした。ひとりですべてを行わなければならないだけでなく、シェルターでは常に数百匹の犬たちを世話していたからです。

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デヤンさんは母から受けた影響について語ってくれました。
「母はシェルターを1997年に始めたものの、初めから計画してスタートしたわけではなかったのです。エレベーターで子犬を見つけて家に連れ帰り、世話したことからすべてが始まりました。母は困っている犬たちを助けたかったのです。母は強い性格の女性で、人付き合いをすべて捨てて辺ぴな村にこもり、犬たちを世話しました。母とわたしは大親友同士で、いまだに毎日、心の中で母に悩みごとを相談していますよ」

オオカミの保護活動も

デヤンさんに現在のシェルターの状況をうかがいました。
「これまでの20年間に何匹の犬たちを救ってきたのか、まったくわかりません。いま現在は100匹ほどを世話しています。これから冬に向かうので、どうやって暖かく過ごさせるか悩んでいるところです。セルビア国内の野良犬事情はきびしいものがあります。人々は気軽に犬を捨ててしまいます。毎日『犬を引き取ってほしい』という電話をもらいます」

 

でも犬だけではありません。2014年にグレディック山脈の土地を確保して、オオカミのための保護活動を始めました。なぜオオカミなのかって?セルビアを象徴する動物はオオカミですが、密漁のために数が減って絶滅の危機にあります。デヤンさんはオオカミたちのためにできるだけ新鮮な肉を差し入れ、保護を呼びかけているのです。

運営には寄付金が頼り

出典:https://www.boredpanda.com/dog-shelter-serbia-thousands-of-dogs-degan-gacic-vucjak-shelter/

たったひとりでシェルターを運営するのは大変なことです。とくに大勢の犬を世話するとなれば。おまけに運営にはお金がかかります。いまデヤンさんはもっと多くの犬を保護できるよう冬季用施設の建設を考えていますが、人々や団体からの寄付で成り立っているシェルターにとってはとても困難なことです。これから先の20年間も、何とか活動を続けていってほしいですね。

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デヤンさんはいいます。「動物のために、死ぬまで戦います。これがわたしの天国への唯一の道だし、母の遺志を継ぐことにもなるからです」と。

活動へ感謝の声

人々はこんなコメントを寄せています。

・犬たちは幸せそうですね。こんなにすばらしい男性が世話してくれるのを、うれしく思っています。

・この人はすばらしいけれど、本来ならこういう活動をする人が不要な社会であるべきだね。このシェルターへ寄付をしたい場合はどうすればいいのですか。

・愛があふれていますね。

・どうやってそんなに多くの動物を世話できるのでしょうか。1匹が病気になったら隔離したりしなければいけないでしょ。シェルターによっては病気の動物を保護してまわりに感染させてしまうところもあるとか。このシェルターがそういう貧弱な施設でないことを望みます。

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