捨て猫が保護され、ボランティアの養育家庭へ預けられました。愛らしく可憐な瞳をもつ甘えん坊の子猫は、たちまち周囲の人々を魅了しました。子猫は「バレンタイン」と名付けられ、愛情を受けながら成長しています。
野良猫に追い詰められた子猫を救出
道端に捨てられた子猫が、住宅の私道へとさまよい歩いていました。
ここは米国ノースカロライナ州の郊外。野良猫たちに追い詰められているところを、住人が見つけて保護しました。子猫は田舎道で捨てられて、ここまでさまよってきたようすです。住人はさっそく猫の保護団体「スパークル・キャット・レスキュー」へ連絡をとったのでした。
同団体で養育ボランティアをしているサラ・ケリーさんが、子猫を預かることになりました。子猫は彼女の腕に抱かれてうれしそうなようすです。ずっとゴロゴロと満足そうに鳴いています。これほど愛情豊かな子猫には「バレンタイン」(愛称バル)という名前がふさわしいと、みんなは考えました。
当初から子猫は「野外生活は、絶対いや」と主張しているかのようでした。とにかく人間のそばにいて、かわいがられるのが大好きなのです。
「この子猫は愛情豊かな性格のおかげで救われたのね。ぜったいに気が強くて野外生活を勝ち抜いていくタイプじゃないわね」とサラさん。
室内での生活に大満足
新しい住まいに着くと、すぐにフワフワの毛布の上をうれしそうに転がっていました。「初日は完璧なものでした。すぐに落ち着いて、部屋を自分だけで独り占めにできるし、柔らかい毛布やおいしい餌もすぐそばにあるので、とても満足していました」
安全で暖かい家が手に入るとすぐ、周囲の人間たちに甘えるようになりました。個性もでてきて、よくおしゃべりをする子猫になりました。
「よく鳴いて人々の注意をひこうとします。人間の足でおなかをさすってもらうのがお気に入りなんです」とサラさんはいいます。
「家じゅうを人について歩いたり、キャット・タワーに登って日の当たる高い場所に落ち着いたりしています。気持ちよさそうにゴロゴロ鳴いていますよ」
甘えん坊の「バレンタイン」
もう2度と野良生活をすることはないでしょう。バルは室内猫として甘やかされてかわいがられるのが大好きなのですから。
「人間に注目されるのが好きで、部屋中をついて回ります。かわいがられると、とても満足げなようすです。床に寝ころんで『お腹をなでて』とせがみます。カメラに向かってかわいらしくポーズをするのも得意ですよ」
ときにバルはかわいい「食パン」みたいになって、人間たちのすることをながめています。
バルは名前にふさわしい愛情たっぷりの毎日を送っています。そのうれしそうなようすは、まわりの人間たちをも幸せにしてくれますね。
バルのお気に入りは、小さなベッドと子猫用の枕、そしてクッションと毛布です。エネルギーにあふれていて、特別に愛情豊かな子猫なのです。
バルの笑顔は特別です。そしてこのキュートな瞳は、出会った人すべてを虜にしてしまいます。
サラさんが部屋に入ってくるたび、バルは大歓迎をしてくれます。「なでて、なでて」と鳴いて甘えてくるので、絶対に断ることなんかできません。この幸せな生活も、保護してくれた人や保護団体のみなさんのおかげです。
「本当に完璧な『バレンタイン』です。引き取り先もみつかり、幸せいっぱいです」とサラさん。
あと数週間でバルは新生活を始めます。いまはそれに備えて、体を大きくして猫の技量を磨いているところです。
うれしそうな子猫はいま、室内猫として甘やかされ、毎日を謳歌しています。
出典:https://www.lovemeow.com/kitten-driveway-help-happy-family-2650336256.html