視力を失った愛犬は、見えない家族の居場所を確認するのが大好き。人間の膝などに顔を寄せて甘え「どこにも行かないでね」という表情をします。かわいらしい甘えっ子の姿に、家族もメロメロです。
2年前に視力を失ったジェイク

出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/blind-dog-develops-adorable-habit
ジェイクは子犬のときから飼われていて、いま6歳になりました。2年前に緑内障を発症してしまい、現在は全盲の状態です。それでも、時に盲目であることを忘れているかのように、ふだんの生活には支障はありません。
ジェイクは家族全員ととても仲が良いのです。目が見えなくなってからは、家族がそばにいることを確認するのに奇妙な行動をするようになりました。目が見えればだれがどこにいるのかすぐにわかります。でも見えなくなっても、ちゃんと家族の居場所を確認したくてたまらないのです。
顔を寄せて「行かないでね」

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家族の近くに歩いていき、顔を膝にのせたり、人間の顔に自分の鼻を寄せたりして「ぼくを置いてどこへも行かないよね」とでもいうような表情を見せるのです。ときに5分ごとにこの行為を繰り返したりもします。家族はみんな笑って対応しています。「ジェイクのことが大好きだよ。ここにいるからね」と安心させてあげるのです。
「ただ顔を寄せるだけでなく、手を持ち上げて、家族がしっかり握ってくれるまでじっとしています」というのは人間パパのレオ・フェルナンデスさんです。
階段も「抱っこして」

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大きな音がするときや、家族の居場所がわからないときは、不安な表情を見せることもありますが、ジェイクはおおむね自信たっぷりで精神的に安定した犬です。散歩や抱っこ、おやつが大好きで、盲目であることは何の障害にもなっていません。

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このかわいらしい「確認作業」は、視力を失ってから新しく生まれた習慣です。階段の降り方がわからないふりをして、パパに抱っこしてもらって階下へ行くのも、新しいジェイクの楽しみなのかもしれません。
「散歩に行くとき、自分で階段を昇降できるのに、わたしに抱かれたがります。本当にぐうたらな犬ですよ」とレオさんは話してくれました。
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