これって合成写真でしょ?いやいや、正真正銘これがギネスの大きさです。
馬のように大きなグレートデン
グレートデンのゼウス君が散歩に行くと必ず聞かれる言葉。それは、”これは馬ですか?”そうなんです。本当に馬の様に大きいんです。でも顔は長くないので間違いなく犬です。それにしても何をしたらこんなに大きくなるんだろう。
ペットとして犬を飼ってる家庭も多いと思いますが、どうですか?こんなに大きな犬が家にいたら。犬の世界に迷い込んだのかと錯覚しそうな大きさです。
狩猟犬として人間と深く関わって来たドイツ原産の大型犬。大型犬の中でも背の高い犬のギネス記録を歴代保持しているのがこのグレートデンです。その中でも最高身長がこのゼウス君の持つ足先から肩までの高さ111.8センチです。後ろ足で立つと何と驚異の2.26メートル。体重は、70.3キロ。
どうですか?この写真が合成では無いとお分かりいただけたでしょうか?
飼い主のご夫婦もまさかここまで大きくなるとは思っていなかったようで、始めは小っちゃい、可愛い名前を付けたかったようですが、ゼウス君、名が体を表わす通り、こんなに立派になりました。
まして世界記録保持犬なんて凄いですよね。そうなると気になるのは食事量ですが、1日に1キロは食べるそうです。それだけ食べれば喉も乾くでしょう。ゼウス君自分でキッチンへ行き、直接蛇口から飲むことが出来ます。さすがにコップは使いませんが。
見るからに大きくどう猛そうなその容姿ですが、グレートデンの性格は、温厚で、人間に従順、躾がしっかりされれば、世界中で愛されている犬種なのです。
その成長の課程も気になる所ですが、生後6か月までは3日に1キロ体重が増え、1年で体重50キロ前後まで成長します。その成長の早さに体の中がついて行けずに、大型犬の中でも短命だと言われています。
セラピードッグとして活躍!
ギネス記録保持犬のゼウス君ですが、彼がその称号を手にするまでも歴代の保持犬は全て、グレートデンでした。
『2004~2009ギブソン107センチ』、『2009~2010タイタン107.3センチ』、『2010~2012ジャイアントジョージ109センチ』、そして『ゼウス2012~2013、111.8センチ』。こう見てもダントツで大きいですね。
そんなゼウス君は、その優しい性格から認定セラビードッグとして、学校や病院へ出向き、人助けまでしていたのです。認定セラピードッグになるには、様々な訓練を受け、あらゆる角度から認められないとなれないので、いかにゼウス君がすごいか判りますね。
2014年に虹の橋を渡る
1年で人間の約7年分成長すると言われているグレートデンなので全体に平均寿命が短かく、充分な飼育環境が必要になります。
優しい巨人と呼ばれる事もあるグレートデンで、とても甘えん坊なゼウス君も家族に大切に育てられていたのですが、悲しいことに2014年9月虹の橋を渡りました。僅か5才、人間に換算すると40才でした。