末期癌、下半身麻痺の状態で海に捨てられた犬 『安楽死』を勧められるも…

悲しい

飼い主は、末期癌と下半身麻痺を抱えた愛犬を凍てつく海の中に捨てて姿を消しました。絶望した犬が再び人を信じ、残された日々を一生懸命に生きる姿をご覧ください。

末期癌に脊椎骨折…海に捨てられ心を閉ざした犬

ギリシャのクレタ島で保護活動を行う『Takis Shelter』の元に、凍てつく海に浸かったまま動けない犬がいるという救助要請がありました。急行した現場で発見されたのは…。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

凍てつく海に浸かったまま座りこむ1頭犬の姿が。動くことはおろか、体の向きを変えることさえもできない様子。更に、振り返ってこちらを見る犬の顔は、巨大な腫瘍で覆われていたのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

このままでは餓死や凍死の危険性が高まるばかり…。しかし、吠えることで必死に自分を守り、救助は難航しました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

なんとか海から救い出した創設者のタスキさんは、犬の信頼を得るために自宅に連れ帰り、一晩中一緒に過ごしたのだそう。しかし、大好きな飼い主に冷たい海に捨てられるというショックな出来事は、その心に大きな傷を負わせ、簡単に溶かすことはできません。

触ろうとするだけで、吠えて抵抗するのです。それでもタスキさんの「助けたい」という思いが伝わったのか、徐々に犬は落ち着きを取り戻し、鎮痛剤と抗生物質を投与することができるまでに。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

獣医師の診断により、末期癌と脊椎の骨折により後ろ足の麻痺と診断。安楽死も勧められるなか、タスキさんは残された日々を安心して幸せに暮らしてほしい、最期の瞬間まで愛されていることを感じてもらいたい…と、出来る限りの愛情を注ぎケアを行うことを決意。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

タキスさんは『ブラック』という名前と共に、オーダーメイドの車椅子を準備。自由に動けるようになったブラックは、嬉しそうにほかの保護されている犬たちと遊んだり、草原の散歩を楽しめるようになったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

ブラックは、タスキさんが大好き!もちろん、タスキさんや仲間の犬たちもブラックが大好き。ブラックは自分からタスキさんに顔をすり寄せ撫でてもらったり、ボールを投げてもらうと嬉しそうに取りに行く姿を見せてくれています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ajKVq_R1t68

生き生きとしたブラックの姿からは、余命わずかなことや障害のことなんて微塵も感じません。絶望に打ちひしがれていたブラックがここまで変化を遂げたのは、ブラックの「生きる」気持ちとタスキさんの「愛」でしょう。

救助されてから愛に溢れた中で残された日々を楽しんで生きるブラックの姿をぜひご覧ください。

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