ギリシャのクレタ島で動物保護活動を行う『Takis Shelter』にドーベルマンの救助を要請する連絡がありました。ガリガリにやせ細り病気に侵されたドーベルマンの「生きる」気持ちが見せた奇跡の復活をご覧ください。
弱り切って動くこともままならないドーベルマン
2016年12月31日。病気のドーベルマンが農場に捨てられているとの連絡がTakis Shelterに入りました。救助に向かうと、そこにいたのは弱り切って動くこともままならないドーベルマンが…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
ガリガリにやせ細り、骨と皮だけの姿で小さく丸まっているドーベルマンからは、強くたくましく威厳に溢れるドーベルマン本来の姿はありません。
飢えた動物たちに襲われてしまったドーベルマンは逃げることも抵抗することも出来ずに目を傷つけられ、目もあまり見えていないようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
皮膚はボロボロで明らかに病気を患っており、このままでは命を落とすのも時間の問題でした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
シェルターではごはんを食べさせてもらい、点滴もしてもらいました。誰かに襲われることもなく、雨風にさらされることもなく、少しは安心したのでしょう。
しかし、ドーベルマンはいつも悲しそうな表情でした。
リーシュマニア症の治療開始

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
ドーベルマンには『ディアス』という名前が付けられました。ディアスはリーシュマニア症と診断され、投薬治療が必要でした。
ディアスはいつもおとなしく薬を飲み、薬が必要であることをわかっているかのようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
ディアスは徐々に本来の美しい姿を取り戻しました。たくさんの仲間と自分を愛してくれる人に出会い、その表情にも笑顔が…!
信頼していた飼い主に捨てられ、心細さと絶望の中にいたディアス。保護した当初は悲し気な表情でしたが、再びこうして愛を知ることができて本当に良かったです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=t7Yw10MXbsM
ディアスは2019年8月18日に11歳でこの世を去りましたが、幸せな日々を送ることができました。保護されてから笑顔を取り戻すまでのディアスの姿をぜひご覧ください。
映像を見て涙が出て止まりませんでした。同じ命を持つ人間として、いろんな生き物に対しかたを考えさせられました。