動物保護団体『LetsAdopt』によって救出されたのは、繁殖の道具として酷使されていた無毛の猫スフィンクス。 病気になっても何の治療もしてもらえないどころか、彼は光も猫としての楽しみも何も知りませんでした。
暗闇の狭いケージの中で暮らしていた猫
悪質なブリーダーから救出されたスフィンクスの『ダリ』は、狭いケージの中で暮らしていたせいかまともに歩くこともできませんでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
頭も背中もケージの天井に当たらないようにしていたせいで、ダリはきちんと立つことも歩くこともできません。
診察を行うと、栄養状態は悪く、治療を必要とする慢性的な心臓病や肺炎など、さまざまな問題がみつかりました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
本来、とても美しいはずのスフィンクスですが、ダリにはその面影もなく、ただただ疲れ切り、目に生気は宿っていません。
治療開始

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
バレンシアの動物病院で入院治療を開始したダリ。体温を下げないために服を着せられ、少しずつ体力が回復しています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
いろいろな物に興味を持ち始め、立ち上がったり飛び降りたりすることもできるようになりました。
回復したダリは退院し、心臓病の治療のために敵的に通院しながら施設で1年を過ごしたのち、無事に里親さんのもとへ行くことに…!
里親さんと定期検診

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
心臓病の治療は一生続くため、里親さんの元へ行っても定期的に検診を受け、心臓の状態に合わせた薬を飲まなければいけません。
ダリはエコー検診も慣れたもの。おとなしく心臓の状態をチェックさせてくれています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=i6BaeYT2LWs
心臓病はありますが、現在ダリはとっても元気です。目に力も戻り、服やハーネスからも里親さんに大切にされていることがわかりますね。
ろくに日の目を見ることもなく、劣悪な環境で「繁殖のための道具」としてだけで生かされていたダリ。救出されてから現在に至るまでの変化をぜひ動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)