アメリカ、ロサンゼルスの保護団体『Hope For Paws』に、数ヶ月に渡って食べ物を野良猫にあげ続けていた住民から保護を依頼する連絡がありました。そこにいたのは、耳のない猫でした。
猫の耳がそぎ取られているのは誰の仕業?
猫の体にはマイクロチップが埋め込まれていました。飼い主が判明すると思いきや、意外な事実が判明。過酷な生活を送る中で心無い人間によって耳を切り落とされてしまったようです。
Hope For Pawsが訪れると、そこには耳のない猫がいました。保護を依頼した住人はずっと猫に食べ物を与えていましたが、猫のためにも快適に暮らせる場所があったほうがいいと考えたようです。
住人の猫を優しく触る手には愛情がこもっており、猫と別れるのは寂しそうですが、猫に幸せになってほしいという思いが伝わってきます。
Hope For Pawsのスタッフが猫に近付くと…猫は耳がないだけでなく、歯もろくにないようでした。
猫は抵抗することなく、すんなりと捕獲器にも入りました。
猫は耳を見れば気持ちがわかるものですが、耳のない猫は耳で判断することができません。表情や態度からどんな気持ちであるか察してあげることが大切です。
身体検査
さまざまな体のチェックが行われます。猫は老猫であることもわかりました。
マイクロチップの検査をしてみると、『アーレス』はTRN(Trap, Neuter, Release/Return)プログラムの猫であることが判明。日本でいうところの地域猫です。
しかし、アーレスは猫エイズに感染していることもわかり、地域猫として外で生活を送ることは難しいと判断しました。
一時預かりさんの元で暮らすアーレスは、甘えたり遊んだり、幸せな日々を送っています。地域猫という過酷な路上生活の中で、耳を切り落とされてしまったようですが、今のアーレスにそんな過去は関係ありません。
アーレスの「今」を楽しむ姿をぜひ動画でご覧ください。
Hope for Paws
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