アメリカ、ミシシッピ州ジョーンズ群で犬や猫を展示品として扱っていた施設から、89匹の犬猫が救助されました。大規模な動物虐待事件として現在も裁判が続いています。
「猫」としてどう振る舞えばいいかわからない猫
ジョーンズ群保安官事務所から支援要請を受けた動物保護団体『Humane Society of the United States assisted(HSUS)』は、施設にいた犬55匹と猫34匹の救出、保護に向かいました。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
この猫はアレックスです。
こちらは救助された翌日の姿ですが、とてもおとなしくて人懐っこい愛らしい猫です。
アレックスは、カーニバルのような施設で展示品としてケージに閉じ込められていました。
救助の様子

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
89匹の犬猫の救助とあって、入念な打ち合わせが行われます。今回は大規模なネグレストや動物虐待の案件のため、どんな状況に置かれているかはわかりません。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
実際に猫の暮らすケージを外側から見てみると…汚物で溢れ、決して衛生的とは言えません。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
施設内はアンモニアの臭いが充満しており、ケージの中には水も食べ物もなければ、トイレすらありません。毛布に汚物がこびりつき、もちろん猫たちも汚物まみれです。
更には亡くなってしまった猫の姿も…。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
施設の角にアレックスはいました。こちらは発見されたときのアレックスです。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
展示品の場所を示す看板が、無情さを感じさせます。
施設にはさまざまなオブジェや遊具があり、施設を作るために多くの努力をしたことがうかがえます。しかし、生きている猫や犬を展示品として扱っているためか、どれも品位を感じることはできません。

出典:https://youtu.be/znhL_Nrs4YA
アレックスは、猫であることに慣れることからがスタートです。
いつでも人に甘えていいことや交流ができること、猫としてあるべき姿を取り戻してほしいとHSUSのスタッフは言います。
これまで愛情も喜びも楽しみも知らなかったアレックス。これから幸せな日々をすごしてほしいですね。
救助された翌日のアレックスの姿をぜひ動画でご覧ください。