鎖につながれ捨てられていた臆病な犬「ビーカー」は人間が大好きだった

感動

空き家の裏庭に鎖でつながれた犬が放置されているとの通報を受け、かけつけたティファニーさん。そこにいたのは臆病な犬でした。保護したあとは甘えん坊の愛らしい犬に変身し、引き取り家庭を探しているところです。

裏庭に犬が捨てられている

米国デトロイト。ある男性が帰宅すると、空き家になっている隣家の裏庭に鎖につながれたままの犬が放置されているのに気づきました。

さっそくあちこちに連絡をとったところ、保護団体「レベル・ドッグズ・デトロイト」からボランティアが調査に来てくれることになりました。

やってきたのはティファニー・パーキンスさんです。はじめはどんな状況なのかわかりませんでしたが、その犬の姿を見た瞬間に、心がとろけるような気がしたのです。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/dog-chained-and-abandoned-cant-believe-hes-being-rescued

「とても臆病な犬で、ガレージの裏に隠れていました。でもわたしが呼ぶと、端っこから顔を出して覗いています。近づくとしっぽを振り始めました。それからわたしに体重をかけてなでてくれとせがんだのです。見るからに安心したようすでした。まるで『マペット・ショー』に出てくる操り人形のようにミーミー鳴いています。そこでこの犬の名を『ビーカー』にしたのです。ほら、ショーに出てくるキャラクターで、臆病な実験助手のビーカーです」

鎖につながれて捨てられていたため、最初は当然ながら心配そうなようすでした。でもティファニーさんが助けに来てくれたことがわかると、安心し大喜びしていたのです。

「ガレージの柱から鎖をほどくと、すぐに地面に寝ころんで『お腹をなでて』とせがみ、キスを浴びせて一緒に遊びたがりました」とティファニーさんはいいます。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/dog-chained-and-abandoned-cant-believe-hes-being-rescued

鎖が犬の首にしっかりはさまっていたので、すぐに動物病院へ連れて行きました。鎖を外す手術の順番を待つ間、ティファニーさんはビーカーとたっぷり遊んですごしました。だってこれまでにそんな機会は持てなかったでしょうから。犬のほうもずいぶん喜んでいるようすです。

「手術を待っている5時間以上の間、車の中で一緒に過ごしました。たっぷり交流できましたね。しばらく遊ぶと、わたしの膝の上で居眠りを始めました」とティファニーさん。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/dog-chained-and-abandoned-cant-believe-hes-being-rescued

これまで苦しい思いをしてきましたが、ビーカーがずっと望んでいたのは「愛されること」でした。いまやっとそれが実現したのです。

手術も終わって、いまは養育ボランティアの家で回復中です。ビーカーはとても幸せそうです。過去の苦しみは問題ではありません。いまいる場所で、自分を気づかってくれる友人たちに囲まれて、きちんと世話を受けていることが、ビーカーには大事なのです。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/dog-chained-and-abandoned-cant-believe-hes-being-rescued

「養育ボランティアの家でたっぷり愛情を受け、ビーカーは室内犬としての生活の仕方を学んでいるところです」とティファニーさん。

人々は、ビーカーを引き取ってくれる家庭を探しているところです。この犬には、一緒に遊んで親友になれるような活発な同居犬がいる家庭が理想です。

ティファニーさんを見た瞬間、ビーカーは「自分はもう安全だ」と理解しました。引き取り先の家庭が見つかれば、本当に心から大喜びすることでしょう。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/dog-chained-and-abandoned-cant-believe-hes-being-rescued

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