虐待された経験により、人間に対して強い恐怖心と警戒心を持つようになってしまった犬「チェイス」。保護されたものの引き取り手が現れず殺処分寸前だったところを保護団体『Hope for Paws』が救出しました。
殺処分寸前だった小型犬を直前で救出
3年もの間、飼い主からひどい虐待行為を受けていた小型犬の「チェイス」。そんなおぞましい経験から、人間に対して強い恐怖心を抱き、攻撃的な行動を繰り返していたため、引き取り手が現れず殺処分寸前でした。
そんな「チェイス」を保護団体『Hope for Paws』が発見し、保護することに。殺処分寸前だったところを救出され、命を取り留めたチェイスでしたが、やはり虐待による攻撃的な行動が見られます。
収容施設から保護され、Hope for Pawsのメンバー・エルダッドさんが触れようとすると、威嚇し噛み付こうとするチェイス。しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
その後もエルダッドさんは諦めずに様子を見ながらチェイスに歩み寄ります。すると、緊張しながらもリードを装着させてくれたチェイス。少しずつ歩み寄ろうとしてくれているのかもしれません。
そしてしばらくすると、エルダッドさんに頭を撫でられるチェイスの姿が!また、ゆっくりと脇に抱えられたいう姿も映っています。まだブルブルと震え、警戒心が解けたわけではなさそうですが、ひとまず保護は完了です!
その後のチェイスの様子
エルダッドさんに抱えられて車へと移動するチェイス。車に到着すると、エルダッドさんの膝の上で少し落ち着いた様子を見せています。あんなに攻撃的だったのに、たった少しの時間でこれだけ変化するとは…!
保護1日目。ふかふかの布団の上でまだ少しぎこちない様子を見せていますが、エルダッドさんが優しく頭を撫でてあげると、落ち着いた表情を見せながら次第にウトウトと眠りにつきました。
本来、チェイスはどこにでもいる普通の犬と同じように、人間からの愛情を欲していたのでしょう。虐待というおぞましい経験のせいで、自分の身を守るため攻撃的になっていただけだったのです。
保護2日目。なんと自らエルダッドさんへと近寄り、エルダッドさんの口元をペロペロと舐めるチェイス。もしかすると「保護してくれてありがとう」と伝えているのかもしれませんね!
その後も救出してくれたエルダッドさんに甘えるようにスリスリと体や頭をすり寄せるチェイス。どうやらエルダッドさんのことがとても好きになったようです♡
その後もエルダッドさんの足にじゃれつき、無邪気に遊ぶ様子も見られました!もう保護しに行った時の面影はありません。
そして保護3日目。この頃になると、警戒心から怯えた様子はなく、楽しそうに手にじゃれつくように遊ぶ姿が見られます。
しっかり正しい愛情を注いであげることで、こんなにも接し方が変わるものなのですね!驚きました。
しかし、チェイスは後ろ足を痛めているため、手術が必要であることがわかりました。今後は支援を募りながらチェイスの足を治療していくことになるようです。
ひどい虐待を受けて攻撃的になってしまったチェイス。しかし、3日間優しく愛情を注ぐことでこんなにも愛らしい姿を見せてくれるようになりました!
虐待を受けた全ての犬がこうなるとは限りません。しかし、本来は人からの愛情を欲していた犬たちです。きちんと愛情を注ぐことで、救える命はたくさんあるのかもしれません。
動画を見ることで保護活動支援につながります。ぜひチェイスの変化を動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws – Official Rescue Channel
Hope for Paws
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