保護団体『HOPE FOR PAWS』の元に、保護をしたいけれどなかなか捕まえることができない犬がいるという連絡が入りました。そこにいたのは、怯え切ったラブラドールレトリバー。保護して見ると、「繁殖の道具」として酷使されていたことが…。
逃げることで自分を守ろうとするラブラドールレトリバー
路上をさまよう犬を見かけた地元住民たちは、保護しようと試みるも失敗。そこで『HOPE FOR PAWS』に保護を依頼します。
饗場には、歩道に横たわり体を休めているラブラドールレトリバーの姿。柵の隙間からそっと捕まえようと試みますが、気配を察知したのか逃げてしまいました。
ラブラドールレトリバーは必死に逃げますが、下手に追いかけては事故に合わせてしまう危険が…。見失わないように距離を取りながら、ラブラドールレトリバーの後を追います。
怯え切って目を合わすこともできない
ラブラドールレトリバーが逃げ込んだのは、人家の裏庭。住民に許可を取り、犬の元へ。
大きな体を小さく丸め、台車の下に隠れているラブラドールレトリバーの姿がありました。
優しく声を掛けても、こちらを見ようとはしません。その表情には、怯えと困惑が浮かんでいます。
狭い場所に入り込んでしまったため、逃げるに逃げれない様子ですが、何とかリードをかけることに成功!
台車の下から何とかラブラドールレトリバーを引き出すと、抵抗することなく撫でさせてくれました。
…本当はずっとこうされたかったのかもしれません。
ラブラドールレトリバーを追いかけて随分と遠くまで来てしまいましたが、近所の住民がHOPE FOR PAWSの車のもとまで送ってくれました。
犬を車に乗せると、体の状態を調べるために病院に向かいます。
道中で、ラブラドールレトリバーには『ぺルラ』と名前が付けられました。
病院で検査をしたところ、ぺルラに病気やケガはありませんでした。
しかし、何度も子供を産んだ形跡があり、繁殖の道具として使われていたことが判明。
ずっと怯えていたのは、これまでの経験や人間不信によるものだったのかもしれません。
幸せを掴んだぺルラ
数週間後…ぺルラには永遠の家族が見つかりました。
ぺルラが生き生きと楽しそうに遊ぶ姿は、まるで別人!里親さんの愛情によって、ぺルラは今まで知らなかった喜びや楽しみ、幸せを感じています。
繁殖の道具として酷使されてきたぺルラが、幸せになれて本当に良かったですね。
Hope for Paws
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