死ぬまで閉じ込められて”胆汁を採取”され続ける不幸なクマたちをなくしたい!「アニマルズ・アジア」の奮闘は続く

なるほど

中国やベトナムで胆汁採取のため捕獲されるクマたちを救い、胆汁採取の根絶のため活動を続ける団体があります。保護されたクマがおもちゃで遊ぶ平和な姿を見たら、あなたもきっと賛同してくださることでしょう。

クマのお気に入りのおもちゃは?

出典:https://www.thedodo.com/bears-playing-kongs-balls-bile-1965975427.html

クマのアンガスは、日常生活のささいなことに幸せを感じながら毎日を生きています。とくにお気に入りのおもちゃの中にピーナッツバターの臭いをかぎ取ったときは、大興奮してしまいます。

ここはベトナム。保護団体「アニマルズ・アジア」が運営するサンクチュアリです。アンガスのお気に入りはゴム製の玩具「コング」です。ふつうは犬が噛んで遊ぶおもちゃですよね。

出典:https://www.thedodo.com/bears-playing-kongs-balls-bile-1965975427.html

でも7年前にはアンガスは「とらわれの身」でした。子グマのときに胆汁採取のため捕獲されてしまったのです。採取業者は小さな暗い檻に閉じ込めて、クマたちが死ぬまで胆汁を採取し続けます。

クマの胆汁はアジアの多くの国々で伝統的な治療に使われています。中国では胆汁採取は合法なのです。ここベトナムでは非合法ですが、隠れて採取を続ける業者が後を絶ちません。

穴を開けた腹部にチューブを差し込まれ、アンガスはやっと生きているだけの状態でした。でも幸いなことにこのクマは助け出されました。自然保護当局が業者を逮捕して、アンガスがここへ引き取られてきたからです。このサンクチュアリでは、同じように救出された150頭のクマが暮らしています。

犬の玩具「コング」はクマにも大人気

現在アンガスは、草に寝ころんで「コング」をいじくって遊んでいます。犬の飼い主だったら、この玩具のことはもうご存じですよね。クマにとっても、このおもちゃは魅力的なようです。

「犬に与えるのとまったく同じものです。でもより強固なタイプを使っています。クマの間ではたいへな人気ですよ」と話すのは、ハイディ・クインさん(同団体の獣医チーム統括者)です。

たしかにアンガスだけでなく、このおもちゃに魅せられたクマは多いようです。職員は製造会社から寄付された「コング」にさらに工夫を加えて、クマの生活を豊かにしているようです。

クマたちにとって「コング」はまるで「ルービックキューブ」のように1日中楽しめる存在です。
「オーツや米、乾燥フルーツ、ピーナッツバターなどをおもちゃの中に埋め込んで、囲いのあちこちに隠しておくのです」とハイディさんは説明してくれました。

ときには木の高いところに差しこんで、クマが背伸びして取れるようにもするそうです。
かぎづめを使わせるため、おもちゃを地面に埋めたりもします。こうした試みは、怯えて精神が不安定になっていたクマたちをリラックスさせることにも役立ちます。

胆汁採取をなくすために

同団体はクマの胆汁採取をやめさせるために活動を続けています。クマは人間のための材料ではなく、ちゃんと心をもった生き物なのですから。

「クマは強く威厳のある動物です。でも心は温和なのです。仲間と愉快に遊びながら人里離れた自然の中で暮らしています。中国やベトナムなどの山に暮らす『ツキノワグマ』は胸元の月のような模様が特徴です。でも残念なことに、彼らは人間にとらわれて閉じ込められ、過酷な環境でやっと生きています。アジアでは14000頭のツキノワグマが捕獲され、胆汁を採取するために飼われています」

「というのもクマの胆汁は健康回復効果が高いとされ、伝統的な治療に使われるからなのです。狭い檻に閉じ込められて空腹と脱水状態にあるクマたちは、薬物注射や針で運動神経が鈍くなっていたり、穴をあけられた腹部に細菌が感染していたりします。おまけに大量の抗生物質などの薬剤を投与されて、やっと生きている状態なのです。多くのクマはひどい感染病や病気にかかっており、やがて悪性ガンにより死亡する運命にあるのです。大半は痛みに耐えながら生きています。檻を噛んでいたため歯は弱って抜け、足はヒビが入って皮膚が腐っています。その足で地面を歩くことなどないのです。罠にかかったときにケガをして手足が欠けたクマも多いのです」

「胆汁採取は最悪の行為で、まったく不必要です。54種類の薬草や人工胆汁で、かんたんに代用できるのですから。助け出したクマたちの35%以上は肝臓がんを患っていました。胆のうが7キロにも肥大して亡くなったクマもいました」

「わたしたちの運営するクマのサンクチュアリは、中国とベトナムにあります。生き残って救出されたクマたちは、ここで恐れや痛みを忘れ自由に生活するチャンスが与えられるのです。多くのクマは2度と自然に戻ることはできませんが、この広い囲いの中では安全です」

「わたしたちの活動は、まだまだ続きます。決してあきらめることなく、中国とベトナムで恐怖に怯えながら生きるクマがいなくなるまでがんばります」

出典:https://www.thedodo.com/bears-playing-kongs-balls-bile-1965975427.html

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Comment

  1. パキラ

    熊から胆汁を採取始めて
    しりました!
    国によって動物達も大変
    な事になってます!
    信じられない
    死ぬを待つまで…なんとか助け
    たい!同じ人間がとても
    考えられない!