「不吉だから」と施設に断られ続けた黒猫『コール』は温かい里親宅へ♡そして愛らしい飼い猫に

感動

現在でも欧米圏の一部では「黒猫は不吉だ」という迷信が残っています。今回はそんな迷信によって多くの保護施設に引き取りを断られ続けてしまったまだ子猫の黒猫「コール」の保護から現在までをご紹介します。

保護されたのに施設に断られ続ける黒猫

ある日、フロリダ州タンパの交差点で1匹の子猫が動けず立ち往生しているところを発見。交通量が多かったため、発見した人は「このままでは危険だ」と判断し、保護しました。

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

保護した子猫は綺麗でクリクリお目目の可愛らしい黒猫でした。早速発見者は保護施設に預かってもらおうと黒猫を連れて施設へと向かいます。

しかし、保護施設をいくつ回っても黒猫の引き取り先が見つかりません…。本来、動物の保護施設なので、どこかしら受け入れてくれる先は見つかることが多いのですが、なぜか受け入れてもらえない黒猫ちゃん。

そこで、発見者は猫のレスキュー活動をしている友人・クリスさんに助けを求めてきたと言います。

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

連絡を受けたクリスさんは、黒猫が大好き!友人からの写真付きの連絡を受け、すぐさま自分が里親になることを決めたと言います。そして翌日には黒猫がクリスさんの家へ。

実は、欧米圏では黒猫は不吉の象徴として言い伝えられてきました。黒猫は魔女の化身だという言い伝えにより、黒猫の近くには魔女や悪霊がいると考えられてきたのです。

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

もちろん、これは迷信なので、実際は違います。しかし、こうした風習が今尚色濃く残る地域では、黒猫の受け入れ先がなかなか見つからないという現状があるとのこと。

実際、保護施設に受け入れられても、黒猫が最後まで残ってしまったり、イタリアにおいては黒猫というだけで年間6万匹以上が殺処分されているという悲しい実態が浮き彫りになっています。

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

この背景を考えると、この黒猫が多くの保護施設に断られたのも迷信が影響しているのではないかとクリスさんは言います。

ちなみに、この黒猫は当初、女の子だと思われたことで「ディスティニー」と名付けられましたが、その後、男の子であることが判明!「コール」という名前に改名されたとのことです。新しい里親さんが見つかってよかったです。

清潔になったコールの新しい生活がスタート!

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

コールの体には多くのノミがついていたと言います。その数はザッと50匹ほどいたのでは…とクリスさんは言います。そんなに不衛生な状態で頑張っていたのですね。

コールは生後5〜6週ほどの子猫と見られたため、迎え入れた日から逆算し、コールの誕生日は2012年3月1日に決定しました!

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

まだまだ小さな赤ちゃん猫であるコール。本来であれば、母猫によって育児が行われている期間なので、クリスさんが母猫代わりとなって育児をしなければいけません。

必要な時間にミルクを作り哺乳瓶でコールに与えたり、トイレが自分でできるようにトイレのしつけを行ったり…。

コールがやってきたのは、まだ生後5〜6週だったこともあり、非常に幼いうちから人の手によって育てられたため、人に対する信頼感や愛情がとても深く育ったと言います。これも母親代わりであるクリスさんから大切に愛情を注がれてきた賜物ですね!

出典:https://youtu.be/nyrtSwRcSPA

その後、コールはメキメキと成長し、元気で遊ぶのが大好きなやんちゃな男の子に成長しました♪とても猫らしく愛らしい姿を見せてくれるコール。とてもすばしっこく、動画には伸び伸びと楽しく暮らしている様子が映っています。

迷信は迷信。コールのように多くの黒猫が素敵な里親さんの家に迎え入れられるようになることを祈ります。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。  掲載YouTubeチャンネル:Cole and Marmalade

動画も見たい方はこちら

 

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