市長さんって普通は人間のお仕事ですよね。何とアラスカ州には猫の市長さんがいるんです。みんなに愛されているので常に最高支持率。20年間もその職務を全うした猫が元野良猫のスタッブスです。
アラスカ州の猫の市長「スタッブス」
アラスカ州タルキートナで20年間も市長と言う激務(?)をこなしてきた猫のスタッブス。元はと言えば野良猫だった彼ですが、ひょんなことから市長に選出されてしまったのです。そこら辺の事情は詳しく説明しなければなりませんね。
スタッブスの他にも何匹かの子猫がいたのですが、尻尾が無い彼だけ貰い手が無く、その偶然が彼を名誉市長にしたのです。
アラスカ州は全米で49番目の州で、その人口密度は東京ディズニーランドの約5倍の面積に1人です。そんな広さですからどの自治体にも所属しない非法人地域があり、そこには市長も存在しません。
スタッブスの住んでいる所もその一つで、マッキンリーへの登山の拠点として有名な街ですが、住民が面白半分に彼の名前を記入して市長にしてしまいました。アラスカと言えば、氷河、オーロラ、北極圏観光等の観光目的で訪れる人が多いのですが、何と彼目当てに来る人々も少なくありませんでした。
暴漢に襲われ重傷を負う
彼の仕事は観光客に笑顔を振りまいたり、町の中を見回る事ですが、市長と言う大役にも関わらず、SPが付いていなかったので暴漢犬に襲われ重傷を負ってしまったのです。犯人は逃走し、その後も逮捕されていないので、その後、彼は身の危険も顧みず職務を遂行した訳です。
一時は痛々しい姿を見せていたスタッブスですが、元気に回復、しかし、以前より仕事もセーブして、家でのんびりした時間を過ごすことが多くなり、2017年20才で亡くなりました。
出典: https://s1.reutersmedia.net/resources/r/彼の趣味の1つとして、西洋マタタビ入りの水をワイングラスで飲むのがあり、その姿を度々目にすることが出来ます。
そんな彼が亡くなり、空席となった名誉市長の座ですが、彼の血筋のデナリと言う名前の猫がどうやらその座を受け継ぐようです。
デナリの性格はスタッブスに一番近く、穏やかな性格で市長の任務を誠実にこなす事が出来そうです。人口1000人にも満たない小さな町ですが、その発展はデナリの肩にかかっています。
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