路上で暮らす子猫たちのそばには母猫の姿がありませんでした。育児放棄されたと思われる子猫たち。その中には、後ろ足が動かない子猫の姿もありました。
両後ろ足がマヒした子猫『マック』

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
動物病院『マサペクア・ペット・ベット (Massapequa Pet Vet)』に連れて来られたのは、生後3週間ほどと思われる、両後ろ足が動かない子猫でした。
路上で暮らす子猫たちの姿を発見した親切な人が、子猫たちを保護して里親探しを行いました。ほかの子猫たちはすぐに里親がみつかりましたが、両後ろ足が動かないこの子猫は里親探しも難航し、病院に相談したのです。
子猫は検査の結果、後ろ足がマヒしてまったく機能していないことが判明。しばらく病院で預かることになりました。

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
子猫は発見したときにマカロニ・アンド・チーズ の空き箱に隠れていたことから、マックンチーズ (Mac‘n’Cheez) と名付けられ、マックと呼ばれるように。
病院に勤務する獣医助手たち4人は、マックのためにケネックスのプラスチック製の組み立て式おもちゃを使って、マック用の車椅子を作成!
生まれて初めて走ることができたマックは、とても嬉しそうです。
リハビリ開始

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
病院はマックの精密検査を実施。後ろ足のマヒは神経からのもので、骨には何の異常もありません。健康面も良好です。
後ろ足のマヒは一生残り今後も歩くことはできませんが、少しでもマックの状態が良くなるようにとさまざまなリハビリが行われました。
プールでの足のリハビリはもちろん、上半身を鍛えるため、画面の中のネズミを追いかけてみたり…

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
バランス感覚を養うためにボールの上に体を乗せてみたり…
病院スタッフたちはマックのために、リハビリの時間を惜しみません。何日も何日もリハビリは続けられました。
後ろ足の感覚に変化が!

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
病院スタッフたちの賢明なリハビリのおかげで、マックの後ろ足に少し感覚が出てきたようです。
柵に登るときも足を動かしたり、ジャンプをする仕草を見せたりと、嬉しい変化!

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
さらには、後ろ足を支えてもらいながらお散歩までできるようになりました。
リハビリによって猫らしく生きることができるようになったマック

出典:https://youtu.be/xqWpKYw4MUc
マックは歩くことはできません。しかし、キャットタワーに登ったり、窓辺に登ることだってできるんです!
成長したマックの姿を見ると、どれだけ長い期間リハビリを頑張ってきたかよくわかりますね。
病院のマスコット的存在となったマックには、里親を希望する申し出が殺到するまでに!
その後、マックの一時預かりをしていた病院スタッフが正式に里親となり、現在も幸せな毎日をすごしています。
あのときマックの保護を受け入れてもらえていなければ…。今のマックの姿はありません。心優しい獣医師や獣医助手など、すべての病院スタッフのマックを助けたいという気持ちがマックの明るい未来につなげてくれました。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネル及び情報元のアカウントより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Julia Modas
情報元サイト:MASSAPEQUA PET VET
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