日本も見習うべき!殺処分される猫を救う取り組み『バーンキャット・プログラム』とは?

なるほど

アメリカの野良猫保護団体『Love Your Feral Felines』によるバーンキャット・プログラムは、殺処分されてしまう猫たちを救う取り組みです。日本でも課題となっている殺処分問題。日本でもこんな取り組みがあったら素敵ですね。

殺処分を待つだけの6匹の猫に訪れた転機

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

バーンキャットは、農作物や飼料などをネズミから守る納屋や小屋の番人のお仕事をする猫です。

  • 飼い猫であったが、外猫だったので室内での適切なトイレのしつけがされていない
  • 野性的すぎて室内で飼うには適さない野良猫
  • 人間を恐れ、他の猫や動物と暮らす方が適している野良猫

上記のいずれかに当てはまる猫を、納屋や小屋の番猫として2匹以上お迎えしてくれる人に里親になってもらうのが『バーンキャット・プログラム』です。

この日は、捨てられた猫や迷子猫、野良猫が収容されるサンディエゴ・ヒューマンソサエティーに、殺処分を待つ6匹の猫たちを引き取りに向かいました。

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

殺処分を待つだけとなった猫たちは、自分の命がどうなるのかわかっているのか、みんな暗い顔をしています。

収容されている場所を出されたときは恐怖でいっぱい。怯えた表情です。

新しい家へ

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

猫たちを乗せた車が向かったのは、90頭の馬を飼育している大きな牧場で、保護猫2匹と保護犬2匹が暮らしていました。

納屋の隅に今回の猫たちが暮らす大きな小屋が設置され、快適にすごせるようにさまざまな工夫もされています。

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

小屋の中で猫たちをケージから出してあげると…

戸惑っているようですが、すぐに自分の命が救われたことを理解したようで、小屋の中を探索します。

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

小屋の中に設置された特製の猫ハウスも気に入ったようで、すぐに入ってくれました。

ずっとコンクリートの殺風景な場所にいた猫たちにとって、この小屋はワクワクドキドキがいっぱいです。快適な上におもちゃだってあるんですから…!

猫たちは慣れるまでの3~4週間はこの小屋ですごし、その後は牧場の中を自由に走り回ってネズミを追いかけるお仕事がスタートです。

待っているのは素晴らしい仲間とやりがいのある仕事

出典:https://youtu.be/sZTwgRYRx-U

保護犬『ココ』ちゃんは猫が大好きということで、さっそくご挨拶。一緒に遊べる日がくることを心待ちにしているようです。

合計8匹になった里親さんの牧場では、猫たちにネズミや害獣を駆除してもらって助かっているとのこと。

室内飼育に適さないという理由だけで殺処分をただ待っていた猫たちにとって、命が救われただけでなく、自由にのびのびとすごせる環境で安心して暮らせることはとても素晴らしいことですね。

こういった取り組みがどんどん広がり、殺処分されて命を落とす猫たちがいなくなることを切に望むばかりです。

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