里親に引き取られた「チャーリー」は育ての親である犬と感動の対面を果たす

感動

子犬のチャーリーは養育ボランティアと、その家にいたパイパーという犬に育てられた。チャーリーは生涯の里親が見つかって引っ越したがパイパーとの間には特別な絆があり、何年かぶりで再会して喜んだ。

子犬のチャーリー

出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/dog-reunites-foster-puppy-piper

チャーリーは生まれて2か月の子犬のときに家庭を失いました。
クリスティナ・ヘルファーは2015年にリバティ人道教会でボランティア活動をしていたときに子犬のチャーリーに出会いました。飼い主がシェルターに連れて来たのです。とてもやさしくて愛情に飢えている様子の子犬を見て、クリスティナは養育ボランティアとして自宅に連れて帰ることに決めました。

クリスティナは騒がしいシェルターからチャーリーを連れ出して助けることができると思いました。けれども、自分の犬のパイパーが自分と同じようにチャーリーを助ける気になってくれるかどうかはわかりませんでした。

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「チャーリーとパイパーの絆はすぐにできました。会った瞬間、パイパーはチャーリーのママになりました」
その1日か2日後、寄り添って遊んでいる2頭を見てクリスティナはほろ苦さを感じました。チャーリーはパイパーからおっぱいを飲もうとしていました。つまり、実の母親から引き離されるのが早すぎたようなのです。

「あの2頭の関係は特別でした。パイパーは預かった犬たちとはいつもうまくやってくれましたが、その中のどの犬に対しても恋をしてはいませんでした。でもパイパーはチャーリーには恋をしていました。チャーリーには特別な何かがあったんです」

子犬のチャーリーはパイパーの傍らで成長しました。チャーリーは積極的で頭が良く、普通の子犬と同じで遊び好きでした。チャーリーが興奮しすぎるとパイパーが静めてくれました。チャーリーの子犬らしいばかげた行動についてもパイパーはまるで聖人のように山ほど我慢してくれました。
「チャーリーはパイパーにくっついていっしょに遊ぶのが大好きで、よくパイパーの頭の上に座っていました。チャーリーはパイパーが寝そべっているときに文字通りパイパーを乗り越えてパイパーの頭の上に座っていました。それを日に何回もやるのに、パイパーの反応は、『おお、よしよし、何やってもいいんだよ』みたいな感じでした」

チャーリーは新しい家族を見つけた

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チャーリーがクリスティナとパイパーの家に来て1月ほど経った頃には、チャーリーは生涯の里親を探す準備ができていました。順調に成長し、パイパーの指導のおかげでトイレット・トレーニングもリード付きの散歩もうまくいきました。
クリスティナとパイパーのおかげで、チャーリーは末永く幸せに暮らせるおうちを見つけました。地元の理想的な家族がチャーリーの里親に応募してくれて、そのすぐ後、チャーリーを連れて帰りました。

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その後、クリスティナはパイパーの協力を得て50頭の犬を育てました。その中にはフランクという名の恐怖症持ちの可愛いピットブルもいました。その子は結局クリスティナが自分の家の犬にしました。クリスティナは今はニュージャージーにあるワイズアニマルレスキューの里親コーディネーターをしています。そこではパイパーも里親募集をする犬の他の動物との相性を見るテストのボランティアとして働いています。

「パイパーには他の犬をなごませる才能があるんです。フランクが今はとてもうまくやれてるのはパイパーのおかげです。現に今でもフランクがそこに座ればパイパーの耳をまるで鎮静剤のようにしゃぶるでしょう。パイパーの忍耐力は他の犬では見たことがないものです」

パイパーとチャーリーの再会

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けれどもこれだけ何頭も育てた後でも、パイパーとチャーリーの関係は依然として特別なものでした。クリスティナはチャーリーの新しい家族とずっと連絡をとっていて、最近、何年ぶりかでパイパーとチャーリーは公園で再会して、2頭とも大喜びしていました。パイパーは微笑みが止まりませんでした。

「お互いを見るや否や、お互いがわかった、ということは見て取れました。はっきり覚えてました。パイパーはチャーリーといっしょに走ったり遊んだりしたかったんです。でもチャーリーがしたかったのはパイパーの顔と頭を舐めることでした。チャーリーは思いっきりパイパーを舐めてきれいにしてました。決して離れないぞ、という雰囲気でした」

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パイパーもチャーリーもお互いに犬の兄弟はできたのですが、あの2頭の絆の強さはまた別の唯一無二のもののようです。クリスティナが言うには、こういう関係は、レスキューと養育の経験がある人間だけが知る特別なものだそうです。
「チャーリーにとってはパイパーは里親というより代理母です。ほんの1か月の間にどんなに親密になったか、彼らはお互いに忘れないでしょう」

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