野良のビーグル犬はひどく肥満していました。一時収容施設から犬を預かったやさしい夫婦は、健康な体重をめざして、ヘルシーなダイエットと運動療法を続けています。
体重40キロのビーグル犬!

出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/obese-beagle-found-in-kill-shelter-arizona
野良犬「ウォルフガング」は、いつもご機嫌なビーグル犬です。体が極端に肥満していて、普通の犬と同じように活動できなくても。
ウォルフガングは30キログラム近く体重超過です。ふつうのビーグル犬は10キロくらいなのに、彼は40キロほどもあるのですから。
なぜ野良だったこの犬がこれほどの肥満になったのか、だれも知りません。

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「この犬が一時収容施設に引き取られるまでの経緯もわからないのです。でも当初施設では野良犬として扱われていました。それを知った『アリゾナ・ビーグル・レスキュー』はこの犬を養育家庭で預かることを決め、私と夫のチャドが引き受けることになったのです」というのは、同団体のために養育ボランティアをしているエリン・マクマニスさんです。
動物でいっぱいの収容施設にいたときさえ、ウォルフガングの前向きな性格は変わりませんでした。エリンさんの家に着くと、さっそくくつろいだようすです。先住の犬たちを気にする気配もありません。
活動的にふるまうには太りすぎているのですが、それでもこの犬は裏庭の芝生に寝そべり、日向ぼっこをしながらほかの犬たち(フレッドとアンドレ)を見つめています。先住犬たちも以前は『アリゾナ・ビーグル・レスキュー』にいました。いまはエリンさんたちが引き取って飼っているのです。
減量作戦がスタート

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エリンさんたちには、すぐにウォルフガングがすばらしい犬だとわかりました。でも減量しなければ飼い主を見つけることは難しいでしょう。
そこで1日600カロリーの特別ダイエットは始まりました。この数値は獣医が推奨してくれたものです。
「脂の少ない七面鳥の肉と、インゲンやブロッコリー、ほうれん草など青野菜中心の食事です。この犬には甲状腺機能に問題があるので、薬も与えています。それから健康維持のためのビタミン剤も欠かしません」とエリンさんは話してくれました。
もちろんヘルシーな食生活だけではありません。たっぷり運動もします。規則的な散歩に加え、エリンさんの指導のもとにプールで泳いでいます。

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「最初は空腹を我慢できないのではないかと心配しました。でも驚くほどご機嫌なので、よかったです。ここの生活や食べ物が気に入っているみたいですよ。運動するのもね。とにかくすごく楽しそうなのです」
エリンさんたちが減量の必要な犬を預かるのは、これが初めてではありません。経験豊かな養育家族のもとでダイエットに励むことができるのですから、ウォルフガングにとってはラッキーですね。
「アンドレを引き取ったとき、体重は30キロ以上でした。今は10キロ超です。減量についてはいくぶん経験があるので、きっとウォルフガングも大丈夫だと思います」とエリンさん。
人間も一緒にダイエット

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エリンさんは自身も低糖質ダイエットをしながら、ウォルフガングと一致団結して減量の道を歩んでいます。その後の進展状況は、フェイスブックでもご覧いただけます。
「犬と一緒にダイエットするのは、1人でやるよりずっと楽しいですよ」と彼女は笑っていました。
減量に成功して健康に問題がなくなれば、ウォルフガングを新しい家族のもとへ引き渡すことができます。どうかこの犬に幸せな未来を!
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