「うちの子になる?」弱った犬に薬浴をさせて築いた絆

感動

保護施設に来た犬は疥癬だらけで弱っていました。飼い犬を探しに来た女性が薬浴を申し出、以後1日おきに遠距離を通ってきました。やがてこの犬は彼女に引き取られ、いま自宅でケアを受けながら健康を回復中です。

弱った犬が引き取られてきた

この犬がわたしたちの保護施設にやってきたとき、「ハリエット」と名づけられました。ハリエットは疥癬だらけで、栄養失調でした。体重5キロ弱の体はほとんど毛が抜け、皮膚はガサガサしてかさぶただらけです。元気がなくて体中がかゆそうで、ひっそりと悲し気に自分の小屋の中で横たわっているばかりでした。

出典:https://blog.theanimalrescuesite.greatergood.com/shelter-challenge-winnie/

そんなとき、救世主が現れたのです。ケイさんという女性が飼い犬を探しにやってきました。

わたしたちが最初に紹介したのは、元気な子犬です。お互いの相性もよかったので、このまま引き取られるだろうと思っていました。

でも実は、ケイさんはキュートな子犬を安易に求めていたのではなかったのです。彼女は「ハリエットに会いたい」と主張しました。

驚いたわたしたちは、あわててハリエットの状況を説明しました。外見上の問題や処方されたシャンプーのために体臭が強いことなどを話すと、驚いたことにケイさんは「ハリエットに薬浴をさせてあげたい」というのです。「体を洗ってあげることで絆を結ぶことができるから」というのです。そこでさっそくケイさんに保護エプロンを貸してあげて、ハリエットを入浴させてもらうことになりました。

ケイさんはその後も1日おきに訪ねて来ました。往復190キロ以上ある道のりを、ハリエットに薬浴させるだけのために。

そして1週間後、ハリエットはケイさんに引き取られ、一緒に家へ向かいました。この犬には新しい家ができただけでなく、新しい名前までつきました。「ウィニー」です。

着実に健康を回復中

出典:https://blog.theanimalrescuesite.greatergood.com/shelter-challenge-winnie/

4週間後、ケイさんがウィニーのようすを知らせてくれました。

「ウィニーはがんばっていて、ずいぶん毛が生えてきました。もうすぐ全身に生えそろいます。どうも頭から生え、しっぽが一番あとのようですね。毎日薬草のお湯につかり、そのあとティーツリー・オイルでリンスをしています。体重も7.7キロになりました。とてもやさしい性格で、活動的でもあり、家族の中で一番お行儀がいい犬だと自慢していますよ」

最初の薬浴のときにケイさんと結んだ絆を思うと、今でも涙がこみあげてきます。ケイさんのような心やさしい人々が、保護された犬を引き取って大事にしてくれることをありがたいと感じています。

ウィニーのような犬に時間と愛情と努力を注いでくださるこうした人々が、犬たちを幸せにしてくれるのですから。

出典:https://blog.theanimalrescuesite.greatergood.com/shelter-challenge-winnie/

こんな記事も読まれています


里親に引き取られた「チャーリー」は育ての親である犬と感動の対面を果たす


長年ネグレクト状態だった人懐っこい小型犬。里親さんに引き取られ元気に毎日を送る


日本も見習うべき!殺処分される猫を救う取り組み『バーンキャット・プログラム』とは?

Comment