人間を見れば恐怖し、激しい威嚇を続けた小さな子猫。彼女の心を溶かしたのは、暖かい毛布と人間の体温なのでした。
人間に怯え心を開かない子猫
ラスベガスを拠点に保護活動を行っているニッキー・マルチネスさんが出会ったのは、その小さな身を取り巻くすべてに怯えた子猫でした。
ニッキーさんがその小さな体に手を差し伸べれば、彼女が持つすべての力で叩き、拒否しました。同時に保護された他の子猫が屋内での生活に慣れていくなかで、彼女だけが順応できずにいたのです。
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この小さく、臆病で元気な子猫は『シュガー』と名付けられました。シュガーが人間との距離を縮められるようニッキーさんは一日中、彼女を抱きしめることにしたのです。
子猫のシュガーに安心を与えたのは『プリトー』
『プリトー』とは、猫をタオルや毛布で巻いた状態のこと。メキシコ料理のブリトー(burrito)と猫がゴロゴロ音を鳴らすことを意味するパー(purr)を掛け合わせた造語です。
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ニッキーさんは、このプリトーのようにシュガーの体を慎重に毛布で包み、優しく撫でて落ち着かせ、社会科のためにウェットフードを手で与え続けました。
それでもシュガーの心を溶かすのに要した時間は短くありませんでしたが、確実に彼女の警戒心は解けていきました。
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”彼女は何週間もの間、テーブルの下に座って怖がり、私を見ることさえ拒みました。私が部屋に入っても石化していたのですが、やっと初めて彼女は私と遊びました。私は長年にわたって多くの困難を抱えてきましたが、彼女は本当に私を働かました。”
今までに多くの猫を保護し、永遠のお家へと導いてきたニッキーさんですが、そのなかでもシュガーの心を溶かすのは大変だったことを語っています。
猫生の次の章の準備ができた『合図』
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”彼女に近づいた私の手が彼女を怖がらせないポイントに到達したかった。そして最終的に彼女は私に注意を求めてくれました。”
ニッキーさんが彼女を尊重し、愛情を注ぎ続けているうちにシュガーは毎日少しずつ勇気を獲得していきました。
そして2週間後、ニッキーさんの腕に手を出し鳴いたシュガーが新しい永遠のお家へと旅立つ準備が整いつつあることを知らせました。
怖がりな子猫シュガーを愛し、甘やかしてくれる永遠のお家
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”彼女は素晴らしい両親の腕の中にいます。彼らは彼女にぴったり!彼女の新しい家族はとても忍耐強くて甘いです。”
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ニッキーさんはシュガーの新しい家族についてそう語ります。ニッキーさんの予想通り、シュガーは新しい姉妹猫とも仲良くなり、自由にそして存分に甘やかされながら暮らしているそう。
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もうシュガーが恐れることは何もありません。あたたかい愛に溢れた永遠のお家、そして愛される勇気と自信を手に入れた彼女の人生はきっと豊かで幸せなものになることでしょう。
このストーリーに寄せられたコメント
・とても美しい猫だ!シュガーに幸あれ!
・彼女の心を溶かしてくれたあなたに感謝!
・永遠のお家が見つかってよかった。優しそうな人達だね。
・シュガーはとてもかわいい!名前のとおりね!
・シュガー、また人間を愛してくれてありがとう!