施設へ引き取られた飛べない鳩と、脊椎損傷があって歩けないチワワ犬は、たちまち大親友になりました。いつも一緒にいて、お互いをやさしくいたわっています。
歩行困難なチワワ犬を保護
2020年1月、ランディという名の生後2ヵ月のチワワ犬が、ニューヨークにある動物保護団体「ミア・ファンデーション」の施設へやってきました。ノースカロライナでこの犬を育てていた人が、歩行が困難なことに気づいたからでした。犬には脊椎損傷があったのです。
複雑な経緯はあったものの、ランディはこの施設で新しい友から暖かい歓迎を受けました。奇妙に聞こえるかもしれませんが、その友というのは鳩のハーマンなのです。ハーマンは種の違いなど気にしません。大事なのは友情が芽生えたということなのですから。
飛べない鳩と大親友に
スー・ロジャースさんはこの団体の創設者です。彼女によると、ランディとハーマンはいつも一緒にいて、モフモフの毛布にくるまって一緒にくつろぐのが大のお気に入りだそうです。ハーマンは飛べないので、ずっと施設で過ごすことになっています。
「ハーマンを一時的に犬のベッドへ置き、ランディの世話を始めました。用心深くランディをハーマンの隣に寝かせてみました。するとお互いにやさしく交流を始めたのです」とスーさん。
この友情はすばらしいもので、同団体ではフェイスブック上に写真を載せて紹介しています。これを見たら、この友情が本物だとわかるはずです。いつも一緒にいて、そばにいることを楽しんでいるのです。
障害のある動物を保護
スーさんは、ランディが車いすを使って歩けるようになるとよいと願っています。そうすれば養育ボランティアの家庭に移ることも可能になります。
生まれつき障がいがある動物たちを助ける活動をしているスーさんにとって、こういう犬や鳩を受け入れることは日常茶飯事です。動物たちを引き取らなければ、きっと安楽死させられていたことでしょう。
「わたしたちは生まれつき障害のある動物を主に受け入れています。でも時々、傷ついた鳥やリスが持ち込まれてくることもあるのです」
この団体に関する詳細は、フェイスブックをご覧ください。
出典:https://www.top13.net/chihuahua-cant-walk-make-friends-flightless-pigeon/