保護団体『HOPE FOR PAWS』の元に、ホームレスの犬を保護してほしいという連絡が入りました。人に怯え身を隠してしまう犬はこれまで聞いたことのない悲痛な声で鳴き続け…。
悲痛な声を出し続ける怯えた女の子
数日前から車の周囲に住みついた大型犬がいるという連絡を受け、『HOPE FOR PAWS』が現場に向かうと、車の影からこちらの様子をうかがう犬の姿がありました。
体は大きいけれど、怖がって縮こまっているようです。
車と壁の狭い隙間にいる犬を、何とか出てきてもらおうと目の前に食べ物を差し出しますが、怯えている犬は後ずさりをして「キューン」と悲鳴をあげます。
ワイヤーリードをかけようとしても悲痛な叫び声をあげ、どんどん後ずさり…。
狭い隙間に逃げ込んみましたが、前後に救助スタッフが現れると、悲痛な叫び声から絶望の叫び声へ…。
このとき、犬には『レイン』と名付けることになりました。
何とかワイヤーリードを首にかけ、レインに出てきてもらおうと引っ張りますが、その間も悲鳴のような鳴き声が止まることはありません。
レインの切ない鳴き声は、たくさんの犬に会い救助に慣れたスタッフたちでさえも初めて聞くような身を切られる叫び…。
これほどまでに人間に怯えるとは、レインに一体何があったのでしょうか。用意していたケージに誘導するも、不安から「キューン」という声は止まりません。
ケージの横には、今回通報してくれた女性がいました。これまでレインに食べ物や水をあげてお世話をしていてくれたようです。
レインは鳴き声を出しながら女性の元へ向かって歩き、女性に頭を埋めています。きっとレインにとって、この女性が唯一の信頼できる人間だったのでしょう。
女性は優しくレインに語り掛け、ケージに入るように促します。レインは女性の言っていることがわかったのか、鳴きながら力ない足取りでケージに入っていきました。
レインの悲鳴や鳴き声はとても悲しげで、切なさしかありません。
病院についたレインは少しずつ落ち着きを取り戻し、シャンプーやマッサージでリラックス。
そしてそのあとすぐに、レインには里親さんがみつかるという奇跡も!
レイン改め『サッシーパンツ』
永遠の家族に迎えられたレインは『サッシーパンツ』という名前をもらい、『アーニー』という高齢のお兄さん犬とも意気投合。
あれだけ怯え切っていた面影はなく、楽しそうに遊んだり甘えたりととても幸せそうです。
悲痛な叫び声を出していたレイン改めサッシーパンツの幸せそうな姿を、実際に動画でご覧ください。
Hope for Paws
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