「白血病」と「猫エイズ」で余命宣告を受けた母猫は我が子のために生きることを諦めなかった

感動

愛とは時に奇跡を呼び込むもの。病に打ち勝つことはできなくても、我が子を想い必死に生きた母猫のぞみの姿は「命」の在り方を教えてくれました。

助けを求めて自らシェルターに…

やせ細り、傷だらけでボロボロになった母猫が子猫2匹を連れてシェルターに現れました。

母猫は子猫を守るためにオス猫と戦ったと思われます。

病院に連れていき検査を行うと、母猫は猫エイズと白血病のWキャリアであることが判明。子猫2匹にも遺伝子検査で白血病に感染していることがわかりました。

Wキャリアを発症している猫が子育てをするのはとても大変だったでしょう。

母猫には『のぞみ』、子猫には『かなえ』『たまお』と名前が付けられました。

母猫のぞみに余命宣告が…

約2年の月日が経ち、獣医師からのぞみが余命僅かと宣告されてしまいます。白血病の発症により、腎臓や肝臓にもダメージを受けていました。

そして、かなえとたまおにも胸線型リンパ腫になり、抗がん剤治療を開始…。

翌週の通院日では、のぞみとたまおの検査結果は一進一退。

のぞみは白血球の数値は上がったものの腎不全が悪化、たまおは白血病のウィルスが増殖し、白血球の数値が下がって高熱が続いています。

のぞみもたまおも体重が減ってしまったため、体力を回復させるために強制給餌が行われることになりました。

点滴、輸血と頑張るのぞみ

腎不全の状態をを少しでも緩和させるためにのぞみには点滴が行われます。

しかし、点滴によって血が薄まってしまうため、輸血をしなければいけません。

かなえも抗がん剤治療を頑張っています。

いつも病院から帰ると、のぞみはかなえとたまおの心配をし、かなえとたまおものぞみの心配をしています。

かなえの胸腺腫はまだ大きく、誰よりも苦しくてしんどいはずなのに…。

天使になったかなえ

残念ながら、胸腺型リンパ腫によりかなえはのぞみよりも先に天使になってしまいました。

のぞみはたまおのためにも必死に生きようと頑張っています。

2か月後…

のぞみには何をしても助けられないほど、病気は進行していました。

しかし、のぞみは自分でご飯を食べ、呼べば力強く返事をしてくれます。生きようと頑張っている姿に、もう一度輸血をすることを決意!

のぞみはとうとう失明してしまいました。生きているのが不思議と言われてしまうくらい体の状態が悪いのに、それでもたまおの匂いや気配を感じ我が子を気遣う姿は、母親の愛そのものです。

命を繋ぐ薬は愛

のぞみが余命僅かと宣告されてから半年が経ちました。おそらくのぞみの体の中はほとんど機能していません。

それでも一人残された息子のためにも必死に生き続けてくれました。

しかし…

のぞみは何をしてももうどうにもできない状態です。

息子たまおへの想いだけがのぞみの命を繋いでいたといっても過言ではないでしょう。

運命の時は、ゆっくりそして確実にのぞみに迫っていました。

のぞみも天使に…

必死に頑張っていたのぞみですが、徐々に水ものまなくなり旅立ちの準備を始めたようです。

そして…眠るように穏やかにかなえのもとに旅立っていきました。

のぞみは最期まで我が子を想い、精一杯生き抜きました。

保護をされてから旅立つまで、安全で温かい場所ですごし、最期まで諦めることなく治療をしてもらえたのぞみ。これはとても特殊な例です。

医療費にかかった費用を考えると、たくさんの人の善意があったことでしゅう。そしてもちろん献身的にお世話をしてくれた『ねこのおうち』のゴエママさんのおかげでも…。

のぞみとかなえのご冥福を心よりお祈りいたします。

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Comment

  1. ちょっとちょっと

    親子揃っての哀れな末路に涙が止まりません。現代の医学でも白血病と猫エイズの連鎖を断つ方法は無いのでしょうか? 終末期に、たまおとのぞみを一緒にしていますが、感染リスクを考えるとどうなのでしょうか。