命の恩返し!保護犬が新しい飼い主を「急死寸前」の危機から救い出す!

感動

保護犬を引き取って間もない男性。ある夜の脳卒中で倒れたとき、男性の体を電話まで引きずっていって、その窮地を救ったのはこの犬でした。入院中の男性は、早く退院して愛犬を抱きしめたいと願っています。

保護犬を引き取って間もなく、発作で倒れた飼い主

犬のなかには、すぐに新しい環境になじめるタイプがいます。6歳のジャーマン・シェパード「サディ」もそうでした。新しい飼い主に出会うのは少し不安でしたが、やがて「自分の家族はこの人だ」と理解して受け入れることができたのです。

その飼い主はブライアン・マイヤーズさんです。サディを迎えてわずか数ヵ月後、驚きの出来事があったのです。

出典:https://iheartdogs.com/german-shepherd-thanks-her-adopter-by-saving-him-from-a-stroke/

ブライアンさんが脳卒中の発作に襲われたとき、サディがかけつけて、まるで訓練された救助犬のような働きをしたのです。そのおかげでブライアンの命は救われました。ブライアンさんに救われて家族になったサディが、今度は彼を救って「命の恩返し」をしたわけです。

サディの前の飼い主は、米国ニュージャージー州にある保護団体「ラマポ・バーゲン・アニマル・レフュジー」にこの犬を引き渡してしまいました。というのも、一家は「引っ越しをするので犬を連れていけない」というのです。残されたサディは「なぜ自分は家族に捨てられたのだろう」と悲しんでいました。

団体の人々は、サディが人間と仲良くなると、とても忠実な態度を示すことに気づきました。でも人間の男性の前ではとても臆病なので、それが飼い主を探す障害になっていたのです。ところがブライアンさんと出会ったとき、状況が変わりました。お互いにすぐにうちとけて仲良くなり、さっそくサディは彼の家へと引き取られていったのです。

動けない飼い主を犬が救った!

出典:https://iheartdogs.com/german-shepherd-thanks-her-adopter-by-saving-him-from-a-stroke/

新しい家で、サディの「家族を守りたい」という本能はさっそく発揮されました。この家に来て数ヵ月後、就寝中のブライアンさんが脳卒中に襲われたのです。サディはそのとき何をすべきかちゃんとわかっていました。

「眠っていて、夜にトイレに起きようとしたのです。足を床につけた瞬間、倒れて床に転がってしまいました。どうしても体を起こすことができません」とブライアンさん。

サディが気づいてかけ寄ってきました。ブライアンさんの意識をはっきりさせようと、顔を舐め続けます。そして彼の体をくわえて電話の場所まで引きずっていったのです。飼い主が横になったまま救急通報できるように。

「わたしが首輪をつかむと、サディはそのまま力いっぱい後ろに下がって、わたしを引きずっていきました。犬の助けがなければ、ずっとそのまま横たわっていたことでしょう」

再会が待ち遠しい!

出典:https://iheartdogs.com/german-shepherd-thanks-her-adopter-by-saving-him-from-a-stroke/

この英雄的行為が飼い主を救ったといっても過言ではありません。サディは保護された犬でしたが、自分を救ってくれたお返しに飼い主を助けたのです。

現在ブライアンさんは入院中ですが、サディは弟さんの世話になっています。毎晩ブライアンさんはサディとビデオで面会しています。実際に会って抱きしめるのが待ち遠しいことでしょう。

「来週には退院できるだろう」とブライアンさんは期待しています。サディと再会したときにどうしようかと、いろいろ考えているそうです。とにかくしっかり抱きしめるのは確実ですね。このすばらしい犬にふさわしいのは、たっぷりの愛情とかたい抱擁なのですから。

出典:https://iheartdogs.com/german-shepherd-thanks-her-adopter-by-saving-him-from-a-stroke/

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