ある日、漁をしていた漁師は、船に向かって泳いで来る小さな何かに目を止めます。
それはなんと子猫!一心不乱に船に向かって泳いで来ます!すかさずすくい上げる漁師。ですが、それで一件落着ではなかったのです。
釣り中の男性が見つけた子猫
ある日、いつものように漁をしていた漁師は、川の中州から船に向かって泳いで来る小さい何かに気付きました。それは、なんと子猫だったのです。
一心不乱に船に向かって泳いで来る様子に、漁師は助けを求めているのだとわかり、すかさず川からすくい上げ子猫を救助しました。
漁師が船から身を乗り出して、船に向かって泳いで来た子猫をすくい上げました。
救出された子猫は、安心したのか船の上でさかんに鳴き声を上げ始めます。
泳いで来た子猫は1匹だけでは無かった!
ですが、子猫が無事に救出され、めでたしめでたしとはいきませんでした。撮影をしていた人物が、中州から何かが川に飛び込んだのが見えたと言い出したのです。
そこで、その方向に目をやると、言葉通り小さな白っぽいかたまりが、こちらに近づいてくるのが確認されました。
段々大きくなってくる白っぽいかたまりは、また別の子猫だとわかりました。
やはり、船を目指して泳いで来ます。漁師はもう一匹の子猫もすくい上げようと再度身を乗り出します。
その様子を、先にすくい上げられた子猫が、心配するように見守ります。
中州に捨てられた子猫の兄弟
こうして無事に二匹の子猫がすくい上げられました。見かけも大きさもそっくりの二匹は、どうやら兄弟のようです。
人間に助けを求めて来た様子から、誰かによって中州に捨てられたのだろうと推測されました。それでも、勇気を持って船まで泳ぎ、一度は裏切られた人間に助けを求め、自らの命を繋いだ子猫たち。
これからは、そんな不運など吹き飛ばすような幸せな猫生を送って欲しいですね。