寒い日に路上で凍えている子猫を発見した女性は、あわてて家へ連れ帰り寝ずの世話を続けました。やがて子猫は元気な甘えっ子へと成長し、彼女の家族になったのです。
凍える子猫を発見
ある若い女性が、ひどく寒い日に路上で震えている子猫を発見しました。近くに母猫はいません。とにかく何とかしなくては。彼女は子猫を保護しました。
こちらがその子猫「モリ―」です。
子猫は母猫とはぐれてしまったようです。きびしい寒さの中にしばらく放置されていたため、体は凍えかけていました。身動きもしません。
「とても寒い日でした。きっと母猫に出会えないまま、ひと晩を過ごしたのでしょう」と話すのは、その女性ペンカ・ポポヴァさんです。
子猫は残った力を振りしぼって道路を渡ろうとしたようですが、弱った体ではとても無理でした。長い距離を渡ることはできず、その日の天候も小さな子猫には恐ろしいほど厳しかったのです。
「目はほぼ閉じていて、ミャオと鳴く力もありませんでした。口をあけても声がでないみたいに、かすかな音をたてるだけです」
周囲に母猫が見当たらないので、ペンカさんはすぐに手当てが必要なこの子猫を家に連れ帰りました。さっそくミルクを与え、暖かい寝床へ落ち着かせたのです。
自宅で24時間の看護
「このときに保護しなければ助からなかったでしょう。だってほんの赤ちゃん猫だったのですから。電熱枕に寝かせて温めると、やっとゴロゴロ言い出しました」
これは期待が持てます。そこで彼女はその夜は2時間ごとに起きてミルクを与え、子猫が生存できるようできるだけの世話をしました。
寝ずの看病を続けて4日後、子猫の目は澄み、耳はピンと立ってきました。モリ―は自分の足で立ち上がり、家の中を歩き回って探検するようになったのです。元気が出てきて、子猫らしいしぐさも見せるようになりました。
助けてくれたペンカさんの家族になる
モリ―はペンカさんの腕で居眠りしたり、彼女に抱っこをせがんだりしていつも甘えています。彼女は命を救っただけでなく、子猫の遊び好きで気ままな性格も引き出してあげたのです。
モリ―は美しいトラ猫に成長してきました。抱っこをせがむ甘えっ子の性格も全開です。
ぺンカさんが半分凍えた子猫を保護してから1年以上がたちました。モリ―はすばらしい猫に生まれ変わり、たっぷり愛してくれる人間ママも見つかったのです。モリ―は夜も昼もぺンカさんに抱かれています。まるで「救ってくれてありがとう。大好きなママ!」とでもいうように。
めでたし、めでたし。
出典:https://www.lovemeow.com/woman-saves-half-frozen-kitten-and-brings-her-back-to-life-what-a-diff-2385471731.html